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Doの幸福
今日のおすすめの一冊は、樺沢紫苑(かばさわしおん)氏の『精神科医がすすめる これからの生き方図鑑』(光文社)です。その中から「エリザベス女王の生活習慣」という題でブログを書きました。
本書の中に「Doの幸福」という心に響く文章がありました。
多くの人は「失敗が怖い」「チャレンジするのが怖い」と言いながらも、 一方で「何か楽しいことはないか」「毎日、代わり映えしない日常が続いてつまらない」と不満を口にしたりします。
だからといって、やったことのない仕事をまかされると、不安や恐怖からノルアドレナリンの分泌も多くなります。だから、多くの人はコンフォートゾーンの外に出る挑戦に尻込みをしてしまうのです。
けれども、何か行動を起こすことがない限り、幸福物質のドーパミンは出ません。「ドーパミンによる幸福」 を私は 「Doの幸福」と呼んでいます。 つまり、達成感や充実感に包まれた幸福を味わうには、自分から行動する(=Do)ことが絶対に必要、つまりコンフォートゾーンの外に出なければならないのです。
人は挑戦するというときに、大きな目標を立てがちですが、 それは跳び箱5段を跳べる人が、いきなり8段を跳ぼうとするようなものです。そうではなく、目標をもっと低くすればいいのです。
ラーニングゾーンである跳び箱6段のクリアを目指すのです。頑張ればなんとかクリアできる「プチ挑戦」であれば、それほど恐怖感はありません。失敗を恐れる必要もなく、むしろ「おもしろそう」とワクワクすることでしょう。
この「頑張ればなんとかクリアできる」ことを、 私は 「ちょい難(むず)」 と呼んでいます。 実は「ちょい難」の目標や課題に挑戦するときに、ドーパミンの分泌がもっとも多くなることがわかっています。
幸福物質のドーパミンは学習も司るので、これが分泌されると、意欲や集中力が高まり、仕事の生産性が上がります。記憶力も高まり、学習効率も飛躍的にアップするのです。
◆小宮山利恵子氏はコンフォートゾーンを抜け出す手っ取り早い方法が「旅をすること」だという。
他には「新たな活動をする」、「副業する」、「外国人と話す」、「人前で話す」、「学ぶ」、「本を読む」、「モノより体験」、「発信する」、「コミュニティに参加する」、「弱いつながりを大事にする」等々がある。(レア力で生きる 「競争のない世界」を楽しむための学びの習慣/KADOKAWA)より。
いわゆる「ちょい難」だ。
「Doの幸福」という行動と実践を重ねたい。
今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす
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