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あなたがそこに、ただいるだけで

今日のおすすめの一冊は、藤尾秀昭氏の『人生心得帖』(致知出版社)です。その中から「人に光を当てる」という題でブログを書きました。

本書の中に「相田みつを」さんの素敵な詩がありましたのでシェアします。

【ただいるだけで】あなたがそこに/ただいるだけで/その場の空気が/あかるくなる/あなたがそこに/ただいるだけで/みんなのこころが/やすらぐ/そんなあなたに/わたしもなりたい
大正13(1924)年栃木県足利市に生まれ。旧制中学の頃から短歌・禅に出会い、独特の世界観を書として表現。あたたかい言葉で綴られる詩は、人間の生きる道を説いており、多くの日本人の心を捉えています。
この詩には、氏が終生追い求めた理想の人間像が凝縮されています。謙虚な心で常に自己観照(かんしょう)し、深い慈愛をもって人々と和していくこと…。さまざまな苦難を超え、真理を見出してきた氏だからこそ生まれたこの詩は、我われに深い省察を促してくれます。

小林正観さんはこう言っています。

憂うつ性の人が集まって、しめっぽい話をしている。座はいよいよ打ち沈む。ここに世に心配を知らぬ青年が、呵々と大笑して入ってくる。一座は急に停電後点燈したように明るくなる。

どんなにそこに暗っぽい人ばかりが集まっていようと、そこに一人、大笑いする人、めっぽう明るい人が入ってくれれば、その場は一気に明るくなります。呵呵大笑(かかたいしょう)するような人です。呵呵大笑とは、心の底から、大声をあげて大笑いすることです。涙の出るほど笑うことが、精神衛生上いいことか。

どんな時でも大声で笑ってしまい「葬式や通夜に向かない」といわれる人がいます。ましてや、このコロナ禍においては、人が多く集まるところでは、呵々大笑する人はヒンシュクを買いますが…。

しかし、周りをあかるくする電灯のような人は、人にやすらぎや、明るさ、あたたかさを与えます。そして、会えば、ほっとして元気をもらえます。

「あなたがそこに、ただいるだけで」
大笑いが心置きなくできる日が早くやってきますように…。

今日のブログの詳細はこちら☞人の心に灯をともす

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