見出し画像

インプットからアウトプットへ

今日のおすすめの一冊は、樺沢紫苑氏の『エッセンシャル極アウトプット』(小学館)です。その中から「人間関係をよくするアウトプット」という題でブログを書きました。

本書の中に「インプットからアウトプットへ」という心に響く一文がありました。

インプットとアウトプットは、別の言い方に置き換えることができます。 
■インプット → 受動型(人に言われた通りやる) 
■アウトプット → 能動型(自分で考え、自分から動く)
 

つまり、「その人の生き方」そのものを指すということです。 

今までの日本社会では、「受動型の生き方」の人が、うまくいっていました。 親の言う通りに行動し、先生の教える通りに勉強し、会社に入ってからも、上司からの命令通りに仕事をする。 教科書に書いてあることをそのまま暗記すれば高得点をとれる。 そういう人が優秀だといわれていました。 

でも、これからはまったく違います。2020年代のこれから、AI(人工知能)はさらに急激に進化していくといわれています。 今の中学生が就職する頃には、あらゆるものに組み込まれたAIが、人間と同等かそれ以上の知能を獲得し、人間の代わりに仕事をするようになります。

どの業界でも デジタル化、オンライン化、AI化、ロボット化による大再編が起こり、誰もが環境の変化に巻き込まれるのです。 AIの大きな特徴は、膨大なデータ(ビッグデータ)を短時間で分析し、関連性を見いだし、結果を予測できることです。 

しかし逆をいえば、AIは今まで一度も起きていない出来事に対しては対処できないということです。何もないところから新しいものを作り出すこともできません。 それをできるのが、人間です。 

誰も持っていない便利な道具を考えるとか、新しい商品を開発する、世の中にないサービスを生み出すなどの仕事は、今のところ「人間」にしかできません。 

つまり創造力や発想力、論理的思考力、判断力、実行力、人を説得する力といった、 いわば「0を1にする力」が、これからの人間に求められるのです。 こうした力こそ、まさにアウトプットの神髄といえます。 

もちろん、「0を1にするアウトプット力」を一朝一夕で身につけることはできま せんが、「話す」「書く」「行動する」を鍛えていくことで手に入れることができるのです。

今までの学校での授業は記憶力重視の方法にかたよっていました。もちろん、記憶することが大事なのは言うまでもありません。しかし、これからはそれに加えて「自分で考え、自分で動く」という創造力重視の方向に学校の方針も変わりました。

いわゆる「探求学習」です。それがつまり、インプットからアウトプットへの転換です。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?