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またゼロからスタートできる

今日のおすすめの一冊は、西沢泰生(やすお)氏の『一流は何を考えているのか』(Gakken)の中から、「脳は否定語を理解できない」という題でブログを書きました。

本書の中に「またゼロからスタートできる」という心に響く文章がありました。

生涯に2000件を超す特許を取得し、「発明王」と呼ばれたトーマス・エジソン。その研究所が1914年に火事になります。幸い、犠牲者は出ませんでしたが、化学薬品などが多かったために火の回りが早く、研究所も資料も、すべてが灰になってしまいました

その火事のさなか、燃えさかる研究所を見つめるエジソンに息子が声をかけると、エジソンは息子に向かって意外なことを言いました。さて、エジソンは燃える研究所を前にして、何と言って息子を驚かせたでしょう? それは…

【答え】「母さんはどこだい?すぐに見つけてここに連れてきなさい。こんな大きな火事を見るチャンスはめったにないからね」

自分の研究所が火事になったときも、喪失感より、好奇心のほうが勝ってしまったんですね。それだけではありません。

●火事の最中に父親に電話をして、「今、ウチの研究所が火事なんだけど、花火みたいにきれいだから、火事を見ながら一杯やりませんか?」と言ったという話が残っていますから驚かされます。 

●エジソンは、研究所なんてまた作ればいいと思っていたのです。 事実、全焼した研究所の焼け跡で、「火事というのはありがたいね。今までの失敗をすべて灰にしてくれた。またゼロからスタートできることを神に感謝しなければならないな」と言ったといいます。 

●そして、火事について記者から質問されたときにはこんな回答をしています。 「自分はまだ67歳でしかない。明日からさっそくゼロからやり直して、今まで以上に立派な研究所を作る。落ち込んでいるヒマなどない」 いやはやなんとも、「自分はまだ67歳でしかない」というのがいいです。

◆大きな事故や、アクシデントが起こると、多くの人は、がっかりして落ち込む。年齢がいっていればいるほど、その思いは強くなる。しかし、エジソンのようにいくつになっても、めげずに明るく再スタートがきれる人がいる。

それは、「失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ」「私たちの最大の弱点は諦めることにある。成功するのに最も確実な方法は、つねにもう一回だけ試してみることだ」というエジソンの有名な言葉に表されている。

どんなことになろうと、「またゼロからスタートできる」という気持ちを持てる人でありたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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