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スリー・グッド・シングス

今日のおすすめの一冊は、『Study Hack!』(kadokawa)の中から、中島輝(なかしまてる)氏の「人を応援することは、自分を応援することになる」という題でブログを書きました。

本書の中に「幸福感」を高めるには、「スリー・グッド・シングス」という方法がよいと進めています。

「スリー・グッド・シングス」のやり方はとても簡単。ノートやメモ帳に「今日よかったこと」を3つ書き出すだけです。「今日の打ち合わせはうまくいって、みんながまとまった気がする」「移動中に空を見上げたら、目を見張るような爽やかな青色だった」というように、できれば手書きでその日の「いいこと(グッド・シングス)探し」をしてみましょう。
つまり、「いいこと探し」をはじめる脳の癖をつくっていくのです。慣れてくれば、「明日は新しい案件を提案してそれが認められる」というように、未来に起こしたいことも加えるとさらにいいでしょう。
人間の脳は、同じことを繰り返すと、ニューロン間のネットワークが刺激されて癖が強くなっていきます。この性質のために、「スリー・グッド・シングス」を続けていくと、脳は「いいこと」を勝手に探すようになります。すると、1日の出来事に期待感を持てるようになり、「今日はいいことがあった」「明日もいいことが起きるはずだ」と、潜在的な思考が書き換えられていくのです。
同時に、感情のコントロールもしやすくなっていくことで、自己肯定感が高まっていきます。わたしたち人間には防衛本能があるため、不安、心配、恐れといった感情をどうしても繰り返してしまいます。6万回思考をすると、そのうちの4万5000回は不安や恐れなどネガティブなことを考えるともいわれるほどです。
「あそこに行けば水が飲める」と思っても、「敵が現れるかもしれない」「道が通れないかもしれない」「水が汚れているかもしれない」と考えるのは、人間が生き延びるために必要だったからです。
しかし、現代人はそんな思考がいき過ぎないように、意識して自己肯定感を高めなければ、なかなか幸せにはなれません。もちろん、大袈裟に考える必要はなく、手帳に二重丸(今日はよくやった!)をつけるだけでもいいのです。そんな「小さな習慣」が、あなたの人生を少しずつ変えていくはずです。

これと同じ手法にアメリカで開発された「グッド・アンド・ニュー」というものがあります。 「グッド・アンド・ニュー(Good & New)」とは、米国の教育学者ピーター・クライン氏が提唱した、組織活性化の手法です。 直近24時間以内の「良かったこと」もしくは「新しいこと」を朝礼や会議の前に発表する、というものです。 校内暴力が多発し、無法地帯となったアメリカの学校でこの「Good & New」を使うことにより、短期間で安全な環境に変えたことで有名になりました。

朝礼の前や、会議の前にこのグッド・アンド・ニューをやると、場が非常になごみます。そして朝礼などでこれを毎日定型化してやっていくと、「いいこと」や「新しいこと」を毎日探す癖がつきます。まさに、幸福感を高める素晴らしい方法だと強く思います。

今日のブログはこちらから☞人の心に灯をともす


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