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2040年までに起こること

今日のおすすめの一冊は、植田統(おさむ)氏の『2040年「仕事とキャリア」年表』(三笠書房)です。その中から「サラリーマン消滅時代」という題でブログを書きました。

本書の中に「2040年までに起こること」という興味深い文章がありました。

では、これから2040年までに何が起こってくるのでしょうか。 2023年には、新卒学生の就職ランキング上位は外資系の会社ばかりとなります。 

2025年には、団塊ジュニアが50代となり、その人件費負担を避けるために「大リストラ時代」が始まります。 これに対応するために、2027年には、サラリーマンの間で「学び直し」が大ブームとなっていきます。

そして、2029年になると、 若手社員は転職をまったく苦にしなくなり、「大転職時代」が到来します。 

2031年には、日本企業にもジョブ型雇用が浸透します。スキルの高いジョブに就けた人は高給を取り、そうでない人は低い給与で我慢する「超格差社会」が到来します。 

2033年には、実力のある外国人や女性が社長のポジションに就くことが当たり前になります。その一方で、日本企業の中には、変われない企業もたくさん残っています。 

2035年には、変われない企業の衰退が明らかになってきます。 2037年には、若手社員の中から、変われない日本企業と少子化で縮小する日本市場を見限り、外国に脱出する人が数多く出てきます。 

2039年には、放漫財政を繰り返してきた日本の財政は崩壊、少子高齢化のインパクトに耐え切れなくなり年金も崩壊し、生涯現役社会が訪れます。 

2041年には、こうした混乱の中から這い上がろうとする人が現れ、スタートアップ企業が急増してきます。 

そして2043年には、メンバーシップ型雇用に固執してきた日本企業が完全に消えてなくなり、ついに「サラリーマン」が消滅します。つまり、日本国民はすべて何らかの専門性を持ったプロフェッショナルに生まれ変わります。

こうした激動の時代を生きていくために、私たちは何をすればいいのでしょうか。 周到な準備が必要なことは言うまでもありません。しっかりとしたキャリア・ビジョンを持ち、それに向かって日々懸命に努力していくことが必須です。 

「サラリーマン」生活に慣れてしまった私たちにとって、特に重要なことは、「サラリーマン」 マインドから、「プロフェッショナル」 マインドへの切り替えでしょう。

◆日本でもジョブ型雇用を実践している業界がある。それはたとえば、プロ野球の世界だ。毎年、オフシーズンになると、戦力外通告を受ける選手がいる。ドラフトで1位指名を受けたのに、目が出ず、たった3,4年で戦力外となってしまう人もいる。すべてが実力と結果の世界だ。(以上、本書より抜粋)

これからは、サラリーマンではなく、独立自営業者(自分株式会社)の時代になるということ。自分を商品としてブランド化し、付加価値をつけて売っていくことがますます必要となる。

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