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ギグ・スタイルの始め方

今日のおすすめの一冊は、ポール・エステス氏の『ギグ・マインドセット』(アルク)です。その中から「ギグエコノミーを受け入れ、ギグ・スタイルで仕事をする」という題でブログを書きました。

本書の中に「ギグ・スタイルの始め方」についての紹介がありました。

ギグ・スタイルの暮しを始めたとき、僕はまず、やってみたいパッションプロジェクト「情熱を注ぐプロジェクト」を選んだ。娘達と一緒にできることがいいと思い、いい感じのコンサートチケットを頼んだ。そして旅行のチケットも。そこで考えた。職場でも同じサービスやテクニックを使ったら、自分の生産性はどうなるだろうか。
プロジェクトは、発注側の計画が必要になる。これも小さなことから始めてみよう。試してみようという積極性さえあれば十分だ。小さくはじめるというのは、失敗に対する保険でもある。リスクの低いプロジェクトを選び、実験・失敗・学習・改善を繰り返す。やがて、使うプラットフォームや関わるフリーランサーたちに慣れ、信頼関係ができてくれば、プロジェクトの規模を大きくすることができる。
仕事の指示を出す要領や、要望を明確に伝える要領がわかってくると、フリーランサーたちも仕事がしやくすなり、成果物の品質も向上する。仕事は自分でさばけているとか、業務の内容を(セキュリティや機密情報の問題で)社外の人と共有するわけにいかない人でも、ギグ・スタイルを応用できるプロジェクトは暮しのあちこちにある。
例えば、かねてから考えていた起業のアイデアに関するリサーチだとか、非営利活動の手伝い、副業の管理などにフリーランサーを起用できるだろう。また、ずっと頭の中で温め続けてきたアイデアを誰かに吟味してほしい、といったニーズはないだろうか。かつて「副業」「バイト」「サイドビジネス」という言葉にはネガティブなイメージがあった。
その仕事を軽んじている印象を与える。だが今は、余暇を利用して新たなスキルを学び、視野とネットワークを広げ、不確実な将来に備えるのはほぼ当たり前だ。悩んでばかりいないで今こそ意識を変え、プロジェクトを選び、着手してみよう。ひどい結末になる前に。学び直すか終わるか、だ。
学び直しが必要だ。学び直しには余裕も必要だ。余裕を得るためには、生活を変えなければならない。自分のデフォルトをリセットする必要がある。

何か新しいことをやりたいと思ったとき、時間がまったくない、と思うことはしばしばです。そんなとき、時間を捻出する方法が、フリーランサーを使うこと。そして、フリーランスの人たちを使いこなしている人の生活スタイルを「ギグ・スタイル」と言います。まだ、日本では一般的ではないですが、これからこのスタイルはますます浸透していくと思います。

同時に今後は、普通の人がフリーランスのように、自分の技能やテクニックを売るというスタイルも当たり前になっていくのだと思います。

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