今日のおすすめの一冊は、渡部昇一氏の『決定版 日本人論』(扶桑社新書)です。その中から「位高ければ、徳高きを要す」という題でブログを書きました。
本書の中に『日本人だけがもっている「強み」とは』という心に響く一文がありました。
本日はおりしも大晦日(おおみそか)、「おおつもごり」ともいう。日本には8万神社あるといわれるが、これはコンビニの数(5.6万)より多い。
12月31日は、それぞれの神社で「年越の大祓(おおはらえ)」が行われる。この一年で、しらずしらずに自分がおかしてしまった罪や穢(けが)れを祓う儀式だ。この大祓式は約1800年前から続いているという。
まさに天皇制と同じく、日本ではさまざまな儀式が、神社とともに連綿と続いているのだ。日本の強みは、あらゆるものを咀嚼して受け入れるという「受容の精神」にもある。「継続」も「伝統」も受容の精神がなければ瞬時に終わってしまうからだ。
「本物は続く、続けると本物になる」という言葉があるが、この年の瀬や正月は、日本人が神社という本物に触れる大切なとき。
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