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お礼の連絡を忘れない

今日のおすすめの一冊は、小林弘幸氏の『リセットの習慣』(日経ビジネス文庫)です。その中から「流れに逆らわない」という題でブログを書きました。

本書の中に「お礼の連絡を忘れない」という心に響く文章がありました。

じつにちょっとしたことですが、食事を一緒にしたりすると、その翌日には必ずお礼の連絡をしてくれる人がいます。「久しぶりにお会いできてうれしかったです」とか、「とてもおいしかったです」など本当にごくごく簡単なものですが、必ず連絡してくれる人です。

早い人になると、帰りの移動中にメールやラインで連絡してくれる人もいます。正直、以前の私はあまりそういうことに気をとめなかったですし、自分でもなかなかお礼の連絡をせずにいました。

しかし、最近は「こうしたちょっとしたコミュニケーションが大事だな」と特に思うようになりました。 「そんなもの、たいしたことじゃない」といえば、たしかにその通りかもしれません。 

しかし、お礼の連絡をもらうと正直「この人はしっかりした人だな」と思いますし、 決まり文句だったとしても「会えてうれしかった」といわれれば、こちらの気分もよくなります。 

たかがお礼ですが、されどお礼。もちろん、ごちそうした相手から感謝されたいわけでも、お礼をいわれたいわけでもありませんが、「何の連絡もない」と、人としてのあり方にちょっとしたモヤモヤを感じることはあるでしょう。 

そんなモヤモヤをお互いに残さないためにも、簡単でいいのでお礼の連絡を入れておく。そこまでをパッケージにしておくと「ああ楽しかった」「いい時間を過ごせた」と気持ちを完結させることができます。 

これもひとつのリセット術だと私は捉えています。気持ちが完結しないと、どうしてもモヤモヤを引きずってしまうからです。 どうせ人とかかわるなら、会っている時間も、その後の時間も「心地よく過ごせる人」とつき合いたいものです。

逆にいえば、モヤモヤが残る人とつき合い続けていると、いちいち気持ちが完結せず、ストレスがたまりやすくなってしまいます。

◆もらった人はすぐに忘れてしまうが、プレゼントした人はずっと覚えている。これはプレゼントだけでなく、食事やお酒をごちそうされたときも同じだ。初めて会った人であろうと、何度も会っている人であろうと、その都度お礼がある人とは、長く付き合える

昨今なら、お礼はSNSの簡単なメッセージでよい。そのちょっとした気遣いがあるかどうかで、人間をみられてしまう。どんな小さなことでも、感謝の気持ちを伝えることはとても大事。

お礼の連絡を忘れない人でありたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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