見出し画像

内向型はリーダーに向いている

今日のおすすめの一冊は、ジル・チャン氏の『静かな人の戦略書』(ダイヤモンド社 )です。その中から『静かで控えめな「内向型」の戦略』という題でブログを書きました。

本書の中に「内向型はリーダーに向いている」という興味深い文章がありました。

「基本的に、私は内向型のエンジニアだ。壇上でスピーチをする際にどもらないようにするため、苦労して訓練を積んだ。......CEOとして、避けては通れなかったからだ」 とテスラ社のイーロン・マスクは語る。

マスクのほかにも、マイクロソフトのビル・ゲイツ、投資の達人ウォーレン・バフェット、メタのCEO マーク・ザッカーバーグ、アップル共同創業 者のスティーブ・ウォズニアック、グーグル共同創業者のラリー・ペイジも、内向型 として有名だ。 

彼らは世界を動かす大物の実力者たちだ。派手で人目を引く外向型のリーダーとは 異なるが、内向型のリーダーたちの気質にも大いに学ぶべきところがある。

「人と話すのが苦手なのにマネージャーになれるでしょうか? 人の上に立つなんて考えられないのですが」「マネージャーになるなんて怖すぎる! いっそ昇進を断ったほうがいいでしょう か?」 

困り果てた人が私のところへやってきてこんなことを訊くたび、相手をハグしてこう言ってあげたくなる。「大丈夫、道はあるから。ビル・ゲイツがどれほどすごいか、知ってる?」 

人は一般に、リーダーは外向型でなければならないと考えている。だが実際には、リーダーシップのスタイルは、ひとつのタイプに限定されるべきではない。もの静かで内省的な内向型も、企業のトップとして、リーダーシップの役割を果たすことができる。

ビル・ゲイツやウォーレン・バフェットは、その典型例だ。 重要なのは、リーダーとしてどのように状況を認識し、自分の強みを最大限に生かすかということだ。ビル・ゲイツはかつてつぎのように語っている。

 「賢明な内向型は、『物事を深く考えるための時間を惜しまない』『文献に慎重に目を通す』『期待を超える頑張りで問題を解決する』といった長所をみずから見つけることができるだろう」

内向型マネージャーは注目されるのが苦手なため、他人の才能を生かすことに注力する傾向がある。どんな場面でも自分が輝きたい外向型マネージャーとちがって、内向型の上司は、部下たちにチャンスを与える

内向型は人と積極的に話すより、聞く方が得意です。つまり、傾聴の姿勢が常にあるということ。多人数と話すより、少人数で話すのが得意なので、少人数の親密な関係をつくりやすいという特徴があります。

内向型の特性を生かし、「静かに控えめだが、力がある」という人になれたら素敵です。

今日のブログはこちらから☞人の心に灯をともす


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?