今日のおすすめの一冊は、藤原正彦氏の『日本人の真価』(文芸新書)です。その中から「独創に最も大切なものは美的感受性」という題でブログを書きました。
本書の中に『大切にしたい「もののあわれ」』という心に響く一文がありました。
「露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪速(なにわ)のことも 夢のまた夢」
豊臣秀吉の辞世の句だ。農民から天下人まで上り詰めた秀吉。栄華を極め、向かうところ敵なしだった秀吉が最後にいきついたのがこの心情。まさに、「起きて半畳 寝て一畳 天下とっても二合半」ということわざの通りだ。
日本人の「もののあわれ」「人の世の儚さ」そして「無常観」を大切にしたい。
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