散文詩『研究者』2019.9.14


ほろ苦い研究室は夜の書斎で、ビーカー(哀、愛情、)世紀。
織物の目をゆびで拡げられたら覗く、深淵の骨。愛する。
ボールペン。
曲がる、刻むのは生きていたこと。生きている。生きていたい、ような気がしていた。
沸騰したコーヒー、片隅の曲げられた、猫の踏んだ原稿。
動物の鳴く声がする。滴をたらす、
生きてたいのかなぁ?、彼はさ」



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