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特にお気に入りのポエムシリーズ

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主に真面目に真剣に書いたポエムを中心にして、曲の出来なども加味して、思い入れが強いものはここに入れます。明るい暗いは関係無いので、もし見ていただける場合は、そこだけ注意をお願いし…
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#ミニポエム

「溺愛と呼べば呼吸すら恋」

「溺愛と呼べば呼吸すら恋」

女の子に生まれた
瞬間から決まってた
イヴの犯した原罪
切なさは快感に変わるように出来てる
幸せなだけじゃ未来は続かないから

痛みを刻みつける君こそが運命の人かもって思ってる
もしも違ったって迷う必要はないんだ
傷口に恋を擦り込む瞬間
全ての仕草は蠱惑的に変わり
運命さえも落とす魔女になる

口付けが終わってしまう前に
勇気を持たなきゃ 踏み出さなきゃ
私が私でいられる間に
傷付かなきゃ 恋をし

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『死を数える時計の秒針と染まる空の色を見る』

『死を数える時計の秒針と染まる空の色を見る』

考えないでいい、考えないでいい、と繰り返す時計の秒針が死を数えているとき、涙を流すようにわたしは意味のないことを考えて、絵画を描きたいと願う。誰にも見せなければ一番美しい絵が描ける。この場所に無いものを追い求めた命がまた一つ溶けて消えた。それでもいい、それでもいい、と続いていく道が、壊れた思考機械を慰めてゆく。息をしなくてもいい、息をしなくてもいい。土に埋めた何かの原石が、きっと心だったのだと思っ

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『溶けた生き物の心臓の鼓動』

『溶けた生き物の心臓の鼓動』

遠くで響く鐘の音が空に広がって色を染めていくとして、わたしはその色を知らなかった。知らない色が最も綺麗だと思っていたから、知らなくてもいい、知らなくてもいい、と積み上げて足跡をつけていく砂の熱が、溶けた生き物の心臓の鼓動と響き合っていた。見つめなくてもいい、見つめなくてもいい、とあなたは姿を消して、遠い遠い世界で漂う夢になる。誰も知らないものがあなたでした。沸騰した海の熱で砂漠が息を吹き返し、大き

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