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新年度の保育園運営を円滑に進める本部・事務局の役割と心構え

みなさん、いつもお読みいただき、ありがとうございます。

カタグルマの大嶽です。

新年度になり、当社カタグルマも新体制でスタートします。

先日メンバーで写真撮影をしました🎥

カタグルマのメンバー
カタグルマメンバー2

当社も創業して1年数ヶ月経ちましたが、次のフェーズに進もうとしてます。

それにあたり、当社のビジョン、方針、事業内容に共感して参画したいと言ってくれたメンバーには本当に感謝です。


創業時はチーム、仲間探しがとても重要です。

同じ10人の組織でも、サラリーマン組織(会社の一組織・部門)とスタートアップ組織(第一創業メンバー10名)を比較した際に、スタートアップ組織だからこそ強く意識しなければならないことがあります。

それが、

「創る・生み出すマインドを持つ」

ということです。

与えられるでもなく、与えるでもなく、「創る、生み出す」です。

サラリーマン組織というのは、基本的に会社から仕事、給与、環境、福利厚生などを与えられるものであり、そこに慣れれば慣れるほど、会社が与えない、与えてくれないことに不満を持つ社員が増殖され、受動的社員が増え、考える力を損ない、企業力が低下していきます。

よって相対的には、「ビジネス的生きる力」が欠けやすい環境ということです。
※前職は比較的管理職を中心にこの力があったと思いますが、世の中一般的に。

しかし、スタートアップ組織は、与えるものが少ない、与えられない、だからこそ、自分自身が「創る、生み出す」という意識が必要です。

「◯◯のような制度って無いんですか?」
「◯◯の制度がないので作って良いですか?」

この2つの違いは大きな違いです。

ワンピースも、麦わら海賊団はたった10人ですが、一人一人の個性、キャラクター、能力などにエッジが立ち、多様性にも富んでいて、一人一人が自分の強みを活かして、役割を全うし、何かを生み出し、創り出して、仲間たちを支えています。

別に麦わら海賊団を目指しているわけではないのですが、特に10人前後までのコアメンバー探しに関しては、私自身もかなり吟味しており、良い意味で慎重にもなっています。

つまり、「創る」「生み出す」ことに苦無く、楽しめる、そして実際にそれが出来る人。

小さいことでも良いと思います。

「オフィス環境を良くするために観葉植物置きませんか?」
「サービス資料のこの部分変えても良いですか?」
「有給休暇の管理表が無かったので、作ってみました。」

このようなことでも全然良いと思ってます。

今のメンバーはそれが出来るメンバーなので、本当に助かってます。
どんどん意見をくれますし、動いてくれます。

そして、本当にこのメンバーとなら仕事がしたい、このメンバーとならビジョンに向かっていける、このメンバーなら何かあった時に心から助けたいと思える、そんなメンバーだけを集めています。

是非メンバーともども引き続きカタグルマをよろしくお願いします🙇‍♂️


さて、本題です。

園も新年度がスタートしましたが、新しい園児、新しい職員、新しい体制での運営に慣れるまではまだまだ時間がかかると感じられている方が多いのではないかと思います。

理事長や社長はもちろん、運営本部、事務局などのバックアップも非常に重要になるタイミングです。

それにあたり、先日、当社カタグルマのお客様サポート部門であるカスタマーサクセスメンバーで、元大手保育事業者の運営管理担当経験のある土崎が当社のクローズドメルマガ「カタグルマNews」で以下のようなコラムを書いておりました。

本来クローズド情報なので、オープンにはしておりませんが、手前味噌ながら、私自身もとても参考になったので、ご紹介をさせていただきます。


皆様いつもお読みいただきありがとうございます。
カスタマーサクセス部の土崎と申します。


年度末から新年度にかけて、新たにKatagrMa(カタグルマ)を導入して組織・人材育成に取り組まれる保育施設が増えてまいりました。


現在、認可保育園や企業主導型保育園、認定こども園や幼稚園といった様々な事業形態、1法人1施設運営から複数施設運営まで様々な組織規模の法人様にKatagrMaを導入いただいております。



さて、今回は、組織・人材育成における、法人本部・事務局職員の役割についてお話しさせていただきます。


一般に本部機能が存在するのは、複数施設運営の組織であり、複数の施設を同時に管理することが求められる本部として、どのようにしたらすべての園を円滑に運営できるのか苦慮されている方も多いのではないでしょうか。

ある園は円滑に運営ができているのに、ある園は職員が次々入れ替わったりトラブルが立て続いたりで本部も突発的な対応に追われ・・・


ということもよくあることかと思います。


そこで、本部の役割として現場の育成という視点を持つ、ということが円滑な運営管理につながるということをお伝えしたいと思います。


このような組織体の特徴は、理事長や経営者とは別に、法人内に複数の園長が存在することであり、同じ法人内といえども、園ごとに園目標を定めていたり、独自のルールがあったり、園全体の雰囲気も変わってきます。


私が実際に担当したある保育園で、年度途中で退職希望の職員が立て続けに発生するということがありました。

そこは新設園かつ園長は施設長経験がなく、職員の大半も新規採用であったため、各々の経験が法人の方針に合わないことへの不満、そして、園長が職員の声をうまく拾うことができず、「聞いてもらえない」「はっきりしない」という不満が蔓延していました。


園長として職員とどう接して良いか分からず信頼関係が築けていない、ということを園長自身も課題に感じており、本部が現地で状況を確認し職員面談に同席するといったフォローもしつつ、1年間をかけて園長と職員双方に対して立て直しを図りました。

結果、次年度は園長と職員がお互いにアイディアを出し合い園運営を行うという文化ができあがったことで、不満要因での退職異動希望はなくなり、今でも系列園の園長から“すごく安定している”と言われるような園になっているようです。


上記は少し極端な例ですが、園長のマネジメント・リーダーシップ力が保育の質を高めることになるということを実感したエピソードです。


しかし、前述の通り、複数施設規模ともなると、園長の経験値や法人理念・方針の理解度、目指したい園運営の方向性にも差が出ることは当然のことです。


そこで意識すべき本部の役割が、園長自身の資質向上及び園長が担うべき「職員育成」をフォローしていくことです。


そのためには、現状・悩み・想いを「正しく」“知る”ことが重要になります。


上記のエピソードでは、事態が深刻化して表に出るまでは、遠方の園ということもあり、園長からの報告をメインに日々の状況や職員を把握することになってしまっていたという反省もありますが、園長、職員双方の悩みや想いを実際の状況を見ながらフォローに入ることで、本部として法人の方針を落とし込むことができたのではないかと思います。


しかし、本部職員も複数施設の運営管理業務を日々行っている中で、各施設の状況を正しく知るということができているでしょうか。

保育の質を左右する、園長の職員に対する想いやどのような関り方をしているのかを把握することはできているでしょうか。

園長がマネジメントしていく各職員のことを把握できているでしょうか。

現場の実態を把握しないまま、一方通行で現場業務を圧迫してしまう業務指示が多くなっていないでしょうか。

その結果、本部が現場の声を聞くときは、何か問題が起きた時になりがちではないでしょうか。


このような事態を防ぎ、園長が職員のマネジメントに注力できる環境を整えるためには、園長も含めた職員一人一人の長所や課題を踏まえた本部からの能動的で適切なフォローが重要となり、そのためには、各園の人材情報を適切に管理する必要があります。



KatagrMaには、現場職員の基本情報やキャリア情報に限らず、

・園長との個人面談の記録や個人目標、自己評価結果を一元的に管理できるデータベース
・本部が各園の業務実施状況を確認できるダッシュボード機能

などがあり、効率的かつ効果的に現場フォローを行うことができます。

新年度、新入職員や異動により新たな体制での園運営がスタートした施設も多いと思います。

KatagrMaを活用した効果的な人材管理の具体的な方法と効果については、是非以下のオンラインセミナーでご紹介をさせていただきます。

複数施設運営されている法人の経営者、幹部、法人本部や事務局責任者、運営管理・人事管理担当の方などは是非ご参加ください。

図 セミナー案内


【セミナー詳細】
 日時 : 4月26日(火)13:00~14:00
 開催方法 : ZOOMによるオンラインセミナー
 料金 : 無料
 内容 :

・本部管理の質が問われるようになった背景
・本部管理で良く発生する課題やトラブルの整理
・今後の保育経営に求められる本部管理方針
・本部管理の課題解決する具体的な方法をご紹介
・本部管理業務に役立つカタグルマの機能紹介

※※当セミナー参加者は保育園を運営している方(経営者、園長、現場職員、事務局職員など)のみ対象となります。
保育業者、保育業界関係者、園に従事してない方の参加申込受付は一切しておりませんので、ご注意ください。

→セミナーお申し込みはこちらから←



新年度は、新設園、既存園問わず、トラブルが発生しやすいタイミングです。

是非、運営本部、事務局、本社のバックアップ体制を見直し、スムーズな現場マネジメントを行うにあたり、参考にしていただきたいと思います。

ではまた。

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