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元気キッズを見学して学んだこと

みなさん、いつもご愛読いただき、ありがとうございます。

カタグルマ代表の大嶽です。

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さて、先日埼玉県朝霞市、新座市、志木市で認可保育園、児童発達支援事業を中心に展開されている元気キッズさんを中村社長のご厚意で視察させていただきました。

まず何よりも驚くのが、この埼玉県の中小都市の3都市のみに特化して20拠点、30事業以上の展開をしているという超ドミナント展開。

調べるとこの3都市を合算した人口は約38万人。

分かりにくいかもしれませんが、ほぼ人口が同数の都市を全国で調べてみると、

枚方市、吹田市、岡崎市、横須賀市、高崎市

などになります。

これがどれくらい凄いことかと言えば、例えば保育の大手企業や上場企業を見ても、一つの政令指定都市で10拠点、都内だけで50拠点、県内全域で40施設というところはありますが、元気キッズのような展開事例は恐らくありません。(恐らくですが、、)

また、地元に長年根ざした社福でもこれだけの狭商圏、狭エリアだけで20拠点も運営している法人は私の知る限りではありません。
(パッと思いつくのが某千葉県の法人で一都市で10拠点ほど展開しているところがあるくらいです。)

それくらい保育業界では珍しい展開だということです。

また、株式会社ですから認可保育園は賃貸物件活用の補助金はあっても、新設、創設における整備補助は出ません。

加えて、公定価格上の地域区分や東京のベットタウンという位置付けで考えても財務や採用において決して優位なエリアではありません。

東京ならば手厚い家賃補助やキャリアアップ補助金やサービス推進費などの東京都独自補助もあります。

つまり、都内最優先での展開がベースの株式会社特性を踏まえると、このエリア展開はとても珍しいのですが、これらのセオリーを超えた環境下でベットタウン狭商圏でのドミナント展開というのは、とても秀逸ですし、優れた事業展開だと思います。

コンビニやサービス業のように、ドミナント戦略による仕入れ、物流コストの削減などの効果は保育事業においては影響が大きくないものの(食材や備品など一部ある)、本部経費の軽減、採用や異動のしやすさ、本部マネジメントのしやすさ、ナレッジマネジメントなど、メリットがたくさんあるのがドミナント戦略の特徴です。

さらに、保育園と児童発達支援、学童などインクルーシブに事業を運営されているため、先生や保護者、子どもたちにとっても私の知り得ない細かいところで多くの意義やメリットがあるのだと思います。


さて、見学の話に戻します。

主にこちらの施設を見学させていただきました。

朝霞駅徒歩5分にある認可保育園です。
ほぼ隣接で小規模保育、児童発達支援事業所があります。
よって、保育所等訪問事業を活用した連携なども積極的に行われているようです。

また、オランダのピラミーデ保育を取り入れた空間、環境づくり、プロジェクト保育などを保育特徴に、とても穏やかで落ち着きやゆとりのある空間になっています。

先生方の表情、言葉がけ、愛着の雰囲気もとても良かったです。

こちらは今年4月にスタートした朝霞市認可の児童発達支援センターです。
1日の定員が50名という、大規模なセンターで、就学前までのお子様を預かっています。
既に利用者も多くなっているそうです。


どちらの施設も、地域の子育て課題を踏まえた保育、療育、教育のインクルーシブな環境が問われる今、必要性が高まっており、さらにはとても先進的な事業、支援をされています。


では何故中村社長がこのような事業を展開しているのでしょうか?


まず、元気キッズさんの理念をご紹介します。
ぜひこちらをご覧ください。


「多様なGENKIを認め合う保育・療育」

とあります。

そして、代表メッセージの最後にはこのように綴ってあります。

私たちがすべきことは、20年後の子どもたちの姿、世界を想像し、今の笑顔を支えることです。すべての元気を受け止め、子どもたちの豊かな未来に向けて今できることに、これからも真摯に向き合ってまいります。地域の皆さまと共に、子育ての“困った”が感じられなくなる社会を実現することができれば幸いです。
元気キッズHPより

とても素敵な言葉です。

中村代表の原体験、保育事業を通した様々な出会いやそこから生まれたナラティブ、ストーリーが詰まっているような気がします。

「すべての元気を受け止め」

という部分が元気キッズらしくて、とても好きです。

個人的には独自性、つまりは「自分達にしかない」ものよりも、「自分達’らしい’」ものの方が魅力を感じます。

人も一緒でその人にしかないものはとても魅力的ですが、大切にしたいのはその人らしさだと思います。
でもその人らしさとその人にしかないものは密接につながっているもの。

ここにはまさに「元気キッズらしさ」が滲み出てます。

「GENKI」というシンプルなワードであるものの、一方では上手にオリジナリティ溢れるワードに転換された定義、誇り、そして、多様性、インクルーシブへの想い、こだわりを強く感じます。

そして、それらを土台にこれからも地域に根ざし、地域に無くてはならない存在になっていかれるのだと思いますし、直感的にそうなる組織だなと思った時間でした!


中村社長、ありがとうございました!

ではまた。

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