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新年のご挨拶と今年の抱負

新年明けましておめでとうございます。
本年も当noteをどうぞよろしくお願いいたします。

さて、2023年がスタートしました。

僕はいつも通りの年末年始を過ごし、1/5に仕事始めとなりました。

一つ異なるのが、新年から新オフィスでのスタートになったこと。

スタートアップ、とりわけ創業期はオフィス移転がつきものです。

カタグルマ社も創業して2年が経ちましたが、これで3つ目のオフィスになります。

新しいメンバーも入り、今年も数人のメンバーが参画する予定なので、ここから2年は新オフィスで頑張りたいと思います。

そして創業以来、仕事始めには神田明神でお参り。



今年もお参り、お焚き上げ、熊手や札の購入をしました。
(今年は1/5が以上に混雑していたので1/6に変更。)


その後、新年会へ。

新年会では今年から参画する新チームメンバーも合流し、10人ほどで楽しい時間を過ごしました。

1/6はこれも毎年恒例になりつつある、経営方針発表会。

僕からの全社方針・戦略は昨年後半に共有しており、その上で、各メンバーに、

・プロダクト開発計画
・マーケティング計画
・セールス・IS計画
・CS計画
・コーポレート計画

を作ってもらいます。

各部門責任者それぞれが勘所を理解してくれているのがよく分かるし、頼もしいです。

あとは実行あるのみですね。

僕個人が経営方針の全社方針や計画にこだわっていることとして、

・目標はビジョンへと繋がるプロセスである
・目標、戦略がミッションからズレていない
・目標はスローガンとして分かりやすく
・昨年方針・計画を踏襲する(いきなり突拍子もない計画を立てない)
・振り返りは具体的に。定量・定性評価ともに。→メンバーへの感謝の気持ちを具体的に。
・前年課題を計画にできる限り反映させる
・T2D3を意識したグロース目標→目標MRR前年対比は300%以上
・中期計画をベースにする(単年だけで見ない)
・目標に対するKPIを明確にする(出来れば1-2個に絞る)
・部門計画は必ずメンバーが作成するが、その骨子は提示する
・お客様や投資家が見ても納得性の高い方針・計画
・行動のためのアクションプランにまで落とす(スケジュール、マイルストーンを立てる)

などがあります。

今年はサービスリリースしてから丸1年が経過したので、様々な数値が定義化されました。

よって、数値計画も立てやすくなっています。

目標・スローガンのもと、コンフォートでもなく、一方で過剰なストレッチをかけず、多少のストレッチをかけるくらいがベストですが、目標を立てた自覚と責任を持ち、1年間走っていきたいと思います。


そして、その後は個人のキャリアビジョン発表。

今回は僕を含めて正社員の8名のみでしたが、一人一人のメンバーに、

・自身の長所と短所
・大切にしている仕事観
・3年後になりたい姿(キャリアビジョン)
・キャリアステップ

を立ててもらいました。

新しいメンバーも参画する中、一人ひとりの理解を深めることが狙いです。

また、年に1回くらいは、自身のキャリアを見直す機会は必要ですし、個人の中経を立てることで、解像度は低くとも、見通しを持ったビジネスライフを過ごすことは、本人にとってもとても重要なことだと思ってます。

全員の発表を聞いて感じたこととして、カタグルマ社のメンバーは、

・お客様との信頼関係を大事にする
・価値ある仕事がしたい、貢献したい
・仲間を大切にしたい



この3点が仕事観として特に強いことを感じます。

カタグルマ社のバリューとも通ずる価値観、仕事観を持っていてくれていることは、とても嬉しいことです。

それに加えて、それぞれのオリジナリティもあり、解像度は低くとも3年後までのキャリアプランを持ってくれました。

今後、会社のためではなく、自身のために定期的にアップデートしてもらえればと思います。

最後に、今年は昨年に続き、世界の安全保障、経済情勢が不安定な一年になることは確実だと言われる中、コロナの影響以上に国内では更なる物価高が懸念され、厳しい一年になることでしょう。

GDPや賃金、労働生産性が上がらない中の物価高ですし、岸田政権によるインフレ率が上がり切っていない中での利上げ、防衛費確保のための更なる増税ともなれば、家計も企業も逼迫するだけです。

少子化対策も異次元で行うという議論はあるものの、正直期待できません。

一方で団塊世代が後期高齢者になる2025年問題は、もうすぐそこまで来ています。

定年退職の引き上げや高齢者雇用は進んでいますが、これら人材も含めて日本は今後生産年齢人口が減りますので、生産性を高めることはもちろんのこと、今後も必ず増税が段階的にやってきます。

つまり、短期的に多少改善はあるものの、長期的には厳しい環境へと進んでいきます。

よって、今年に限らずですが、今後の日本に求められるのは言い尽くされているものの、間違いなく

「各分野でのイノベーションによる生産性向上、賃上げ、雇用転換」

です。

残念ながら、イノベーションは既成の大量生産やカイゼンが得意な日本人の最も苦手な領域ですね。

合わせて、そのイノベーションを起こすイノベーターが必要になるわけですが、まさにその代表格はスタートアップ企業です。

岸田政権は昨年、スタートアップ企業への投資を拡大していく方針を立てました。

これには少し期待をしています。

よくスタートアップ企業とベンチャー企業を混同したり、創業間もないスモールビジネスまでスタートアップに含むケースがありますが、それは誤りです。

僕なりにスタートアップ企業を定義すると、以下を全て満たす企業を指します。

・社会変革への強い意志と野望を持つ組織
・ビジネスの新規性・革新性が高い
・その結果、顧客課題解決・価値創造をしている
・安定成長ではなく急成長(Jカーブ・T2D3)
・高いエクイティ比率(ベンチャーデット含む)
・出口戦略ありき

スタートアップは年数でも規模でもなく、上記特性を持つ企業だと思ってます。

まさに、イノベーションを起こせるのがスタートアップ企業なので、国をあげての支援には大賛成です。

特にアメリカでは2022年はスタートアップ企業には厳しい環境でした。

セールスフォースの7000人解雇などはかなり衝撃的な数値です。

Twitter、メタ、Googleなどのテックジャイアントもレイオフが止まりません。

日本国内においても、新規IPO件数が減り、ダウンラウンド上場なども増え、未上場企業のテック、Saas領域へのマルチプルも下がり、さらにはこれら領域の上場企業の時価総額はかなり落ちましたが、実は未上場企業の年間資金調達額は昨年をさらに超え、過去最高になっています。

また、大企業においては、新規事業への強い意識や昨年の利上げにより、設備投資が減少するでしょうから、それらを背景に、CVCによる投資がこれからさらに活発化するでしょう。

よって、個人的には追い風と捉えています。


最後に今年の私生活の抱負を。


これまで述べたように、自然災害、パンデミック、戦争、経済低迷など、リスクばかりが増え、人生の幸せや豊かさを感じにくくなる時代ではあります。

このような時代だからこそ、夢やビジョンを持ち、叶えることを信じ、前向きに世の中のためにチャレンジし続けること、家族、仕事仲間、親友という大切な人と過ごす時間などの投資をさらに増やすこと、そんな一年に個人的にはしたいと思います。

よって、今年の私生活を含めた個人の抱負を、

「今に感謝を、未来に向かい冒険を。」

としました。

皆さんも良い一年にしましょう^_^


ではまた。

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