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Hiro's Diary

修道院のお菓子


’修道院のお菓子’~スペイン修道女のレシピ~
この本は10年ほど前に’タイトル’に惹かれ購入しました。
春から夏、秋から冬にかけてのお菓子、伝統菓子などの50レシピが
写真と共に紹介されています。派手な感じがなく、どれもこれも
愛情がこもっていて、このお菓子をいただく人たちの幸せを祈りながら
丁寧に作られている…ということ感じます。

1ページ毎に紹介されている’お菓子のレシピ’には、お菓子の歴史、由来、
短い物語が書かれています。この部分を読むのが好きで、心を静かにしたい時に
この本を開きます。

話はスペインの修道院へと移り…
スペインには女子修道院だけでも、少なくとも1000はあり、
その中には、昔からお菓子作りを得意としている修道院がいくつか
あるそうです。

スペインの女子修道院では、中世の頃からお菓子が作られていて、
そのレシピは長い間、数多くの修道女達の手によって守り続けれられて
いるのです。

当時は贅沢品と言われていた砂糖、はちみつ、小麦粉、卵が修道院には
豊富にあり、作られたお菓子は、感謝の贈り物としてはもちろんのこと、
行事に使われたり、王家や貴族の献上品として扱われてたそうです。

後に、レコンキスタ(キリスト教国によるイベリア半島の再征服運動)により、
キリスト教に改宗したユダヤ、イスラム教徒の人達が修道院に入られたことにより、今までのシンプルなお菓子が、揚げ菓子、果物の菓子、香辛料入りのお菓子へと変わっていきました。

この様なお菓子が世界中に布教する修道女、修道士達によって、
人々にお菓子の文化が伝えられ、世界中に、大きな影響を与えたのです。
一例として...
スペインの修道院で作られた’カステラ’がポルトガルに伝わり、その後、
日本に伝わったと言われています。

中世の時代は、お菓子は献上品として作られていましたが、時代の変化と共に、
修道院を維持するという活動の一環として、お菓子を’販売’するということが
増えて来ました。それによって、修道院のお菓子が身近になっていくのでした。

現在でも、スペインの人にとって’修道院で作られるお菓子は特別な物’で
敬意と誇りを持ち愛し続けられているのです。

ひとつひとつ丁寧に作られたお菓子は、中世の頃から変わることなく、
今日もだれかを’幸せ’にしているのですね〜。

スペインの修道院のお菓子と同じく、私の住む’西宮’にも山の中に修道院があり
大切な方への贈り物はこの修道院のお菓子をお送りしています。
いろいろなクッキーの種類がありますが、私のお気に入りは’ガレット’
サクサクっホロホロっとした感じが好きです。お祈りが込められた
’修道院のお菓子’はいただいていると’こころがしーん’としてくるのです。


シスターたちが絵柄になっている包装紙の中身は’クッキーの詰め合わせ’です。
これは最高の贈り物ですよ…

祈りつながりで…
私もシスターたちと同じく、皆さまにお作りする’香り’は祈りながら調合しています。この香りがお役に立ちますように…と、最後はお一人一人の香りのリーディングをしながら祈りや願いを込めています。
香りつながりで…
こんなメニューもご用意しております。
’あなたの香り’を調香いたします。香りのリーディング付きです。

長年のロングセラーの一つ
’Flu prevention(風邪予防アロマスプレー)’もオススメです。
抗ウイルス作用のある植物精油7種類が含まれています。
風邪予防、コロナ感染予防などにお使いください。




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