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がんばりやすさ

箱根駅伝の前後でたくさんの取材を受けました。その中でも多かった質問として「文武両道の秘訣は何ですか?」という質問でした。

今日はその質問に対する僕の1番の答えであり、しかし記者さんが求めたわけではないであろう答えの話をしようと思います。

僕にとって文武両道の秘訣、それは筑波大学に入学したことです。
なぜかというとそれは医学部のキャンパスと陸上競技場が自転車で5分の距離にあるから。記者の方からすればどういう工夫をしてきたかを聞きたいんでしょうが僕にとっては筑波大学だから文武両道ができた気がします。

基本的に医学部のキャンパスは大学病院に併設して建てられます。そのため大学の本キャンパスと医学部のキャンパスは離れてしまっている大学は多くあります。
しかし筑波大学では、例えば実習が17:30に終わるとします。着替えなどを済ませて17:45には競技場に着き、ペース走などの練習によっては18:30 過ぎに始められます。
これが移動に30分、1時間かかっていたらと思うと恐ろしくて仕方ありません。他のところでどれだけ時間を削ろうが移動の時間の差の分だけ多く睡眠や課題などに時間を充てることができます。

実習がしんどく練習に気持ちが乗らないなんてことはありますが、ふらっと寄れる距離に競技場がありすぐに練習を始めることができます。
頑張って競技場に行かなくていい。これは大きなアドバンテージだと思っています。

疲れている時に「○○しよう」と思って動くのはものすごく精神的なエネルギーを要すると感じます。しかし、条件反射のように一連の流れで競技場に辿りつくことで自然とスイッチが入って練習モードのメンタルに切り替えることができています。

「○○しよう」と思ってしまうと、頑張っているというメンタリティになってしまい、気持ちが続かないことが生じますが、思考停止で行動できればその分の精神的なエネルギーを練習の集中力に回せると思います。

もちろんそんな中でも精神的にキツくなってしまうことはあるんですが。。。笑

少なくとも頑張ろうとする労力を減らすことで精神的な疲労はグッと減らせると思います。
そしてそれが出来たのが立地条件に恵まれた筑波大学でした。
筑波大学に来てたくさんの出会いに恵まれたことも事実ですが、医学生になっても陸上頑張りたい人にはこんなオススメな環境はありません!!

実習と陸上のほかにストレスのないことが如何に大切かを最近強く感じています。

そんな僕ですが、医師国家試験まで1年を切りました。勉強をするにも勉強しよう!と思って取り組めばその分精神的なエネルギーが削られてしまいます。ということで、今まで家では全然勉強してこなかった僕ですが、卒業する後輩に机をもらい勉強のための椅子を買いました!!

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勉強をするにしても環境を整えることからです!笑 机の上に常に勉強道具を広げっぱなしにしておくことで日常に溶け込み、すっと勉強に取り組めるようになりたいです笑

そしてこれを機に家でも勉強できる人間になります!!笑

こう言った"頑張らない"取り組みを増やしていくことで、当たり前のように行うことのレベルを高めて行きたいですね。世の中にいる意識が高い人って精神的なエネルギーをたくさん持っているよりも、頑張ることのハードルを下げることで精神的エネルギーの消費を抑え、いつでも活動的に見えるのではないかなと思い今回文章にしてみました。

自分はそれが自然とできる環境に来れたことを感謝して、今後も陸上を勉強に取り組みたいと思います。

しばらくはコロナの影響で自宅に整えた環境を活かして勉学に励みたいと思います!!


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