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【第5話】ついに陸上競技部に入部

どうも。川瀬です。
ヘッダーの写真は陸上競技部に入部する時に、医学の同期で競技部で短距離をやっている薬師寺が歓迎の顔面にケーキをぶつけてくれた写真です。薬師寺との話はどこかでnoteに書きたいですね笑

前回の記事はこちら。

さて、6月中ば、周りの同期に遅れること2ヶ月ついに陸上競技部に入部したところからの話です。同期は推薦入試で合格した3人、すなわち長距離は一般入試で入部したのは僕だけでした。

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自分含めて同期4人。当時考えても今新入生が4人と言われても恐ろしすぎるし、先輩たちもまじかと思ったことでしょう。
(当時4年生4人、2.3年生10人ずつ、1年生4人)

入部してからの1ヶ月間はチームの練習について行くのに必死でした。練習量を減らしていましたが、それでもレベルの違いを痛感させられました。

そして7月中ば、ついに箱根駅伝予選会に向けた合宿が始まる。筑波大は最後の合宿以外は基本的には全員参加なので、僕も参加した。
高校でも最高20kmしか走ったことなかったので、当時の僕にとっては朝15km走って午後ポイント練習や、30km走など、信じられないようなメニューの連続だった。(今だから笑って話せるが朝練習はなんと全部タレたし、30km走は途中で歩いた笑)
しかし距離走以外のポイント練習の消化率はBチーム内ではかなり良く、どんどんとブランクを取り戻し、できる練習を増やしていった。

そして2週間の合宿を終え、8月に入る。
チームは合宿後そのまま1週間強化練習を積み、最後に朝に20km走+午後5000mの学内レースに出て強化期間の締めくくりだ。

合宿後のポイント練習を難なくこなし、ついに強化期間最終日。疲労困憊だったが、5000mが終われば帰省期間が待っていた。
まず朝の20km走、苦手な類の練習だが余裕を持ってできた。この3週間、どんどんと強くなって行く感覚が掴めるほど練習ができていた僕は若さと勢いを武器に5000mを15'15で走り切った。16秒自己ベスト更新、強化期間の締めくくりで8月の暑さの中でのこのタイム、14分台が見えてきた。
チーム7番手の走り、陸上競技部に入って1ヶ月半、最高の滑り出し。
そして目標としていた夏までに体力を戻すことを達成できたことを実感した。

1週間の帰省期間を終え、リフレッシュしたチームは次の合宿へ旅立つ。最高の滑り出しを決めた僕はその勢いのままに箱根駅伝予選会のメンバー入りを目指す。

しかし、ものすごい勢いで駆け上がって行った僕は最高の滑り出しを踏み台にすってんころりんと滑り落ちていく。合宿初日にふくらはぎに痛みを感じた。「せっかくここまできたのに」と僕は焦る。5日ほど休んで参加した朝練習。痛みを我慢して走った結果、痛みで歩けない状態になった。

疲労骨折だった。ここで僕の1年目は終わった。

9月、全日本インカレ。
10月、箱根駅伝予選会。

疲労骨折の治りが悪く11月末まで歩きですら痛みを感じていた僕は、どの試合も文字通り観ていることしか出来なかった。
最初同好会に入部するような自分が1年目から出られると思っていたわけではない。しかし一緒に練習することすらできない自分をチームメイトの1人だと思うことはできなかった。どこか違う世界に1人だけ立たされていると感じた。

1番近くでその感情を味わいたくて飛び込んだ陸上競技部という世界。
なせが自分だけ遠くにいる気がした。

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・振り返り
難しい1年目でした。伸び代を感じた高校3年生、1年半のブランク、半年での復帰劇、そして疲労骨折。冬季練習の積み重ねがなく、高校時代から長い距離がそこまで得意ではなかったと思うと、当然といえば当然の流れです。

今でこそ、怪我の予兆をもっと敏感に拾ったり、怪我で練習が出来ない期間はウエイトやランニングフォームの悪い点に順位付けをして一つずつ解決したり、できることがあると分かります。しかし自分がどこまで行けるんだろうと分からないまま高校3年生から進んでしまった自分には、陸上の知識が乏しく判断材料に欠けた当時はどうしたらいいか分かりませんでした。
なので当時1番のミスとしては、きちんと誰にも相談しなかったことだと思います。分からないものは分からないままにしない。怪我はいつか治るから走れるの考えは時間がもったいないなかったなあ、と。せっかくチームに所属しているのにね。

また、文中に「ここで僕の1年目は終わった。」と書きましたが正確には終わらせてしまったです。同好会時代今年は足づくりと意気込んでいたのに走れなくなり、何をしたらいいか分からなくなる。本当にその日その日を生きていて長期的なものが見えていませんでした。その大切さに気付くのはもう少しあと。。。

昔の反省を書き始めるとキリがないのでこの辺で!笑
悩み、困っていることはその道の先輩にきちんと相談しましょう!!

次回は1年目の冬季。たぶん短めです。お楽しみに!!

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