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いやいや、子育てしやすい社会になりつつあるよ!

出生率がどんどん下がって1.20・・・
東京は0.99って・・・

で、こぞって政府が責められている。
別に政府を擁護するわけじゃないけど、社会は子育てしやすい方向に変わってきているぞと言っておきたい。


うちの新生児も、早くも10ヶ月に迫ってきた。
「どうする、すぐ1歳になっちゃうよ」
と無意味に焦っている。
そのくらい、今の時期が過ぎてしまうことが寂しい。

10年ぶりの子育てをすると、以前とのちがいを体感できる。
冷静になって・・・いやならなくても気づくほど、昔と比べて育児においての補助はものすごく厚くなっていると感じる。

目下、第1子の子育て中で、今の状態があたり前の人には実感しにくいかもしれない。でも、10年ぶりに乳幼児を抱えると、そのインパクトの大きさを痛感できる。

お金的な補助

東京都の施策で「赤ちゃんファースト」という子育て応援事業がある。
出産前後で育児に必要なものを購入できる補助をもらえる。

産前に5万円分、産後に10万円分とかなり手厚い。

必須だけど、真ん中くらいのグレードでも5万円くらいするベビーカー。
なんと、その補助で賄える。
ベビーグッズはもちろん、調理器具などももらえる。
カタログギフトを見ている感覚で、ちょっとテンション上がる。妻は「なににしよっかなー」って感じで楽しんでいた。

離乳食用のブレンダーが届いたときは、感動していた。
「上の子のときは汗かきながらすりばちでゴリゴリしていたのに!」
って。
そして、きめ細かな離乳食を、娘はもりもり食べて、ぷくぷく太っている。

自治体の補助で、タクシーに使える「ゆりかご券」というのもある。これは便利。
赤ちゃんとはいえ、だんだん重くなってくるから、だっこ紐に入れて駅から歩くのは一苦労。そんなときにタクシーに無料で乗れたら、大助かり。
ただ、何回か使おうとしても、全く配車されなかったらしいのだが・・・

第3子だから、国からの児童手当は増額される。
東京都の「018サポート」でも補助金がもらえる。
上の子たちが大学無償化の恩恵も受けられるかもしれない。
(制度は変わるから、あまりは期待は抱かずに・・・)

「出産時にものすごくお金がかかるんでしょ?」
と思っている人もいるが、そこにも出産一時金という手当が50万円も出る。
産む場所にもよるが、多少の手出しはあるだろうけど。

もちろん、恒常的におむつ代とかミルク代とか服代とかはかかってくるが、とにかく補助は多くなっているのが実感。

幼児教育無償化

待機することもなく保育園に0歳から入園できるのは、数年前に取り組んで待機児童ゼロを実現したからでもあるのだろう。
とても、とても、ありがたい。

0歳から保育園に預けたことがなかったから、正直なところ、最初は心配だった。
でも、いざ入ってみると、いいことだらけ。

まず、親や他のきょうだいの生活をきちんと保つことができる。
だから、気持ちにゆとりが生まれ、保育園から帰ってきた妹に、全員で全力で愛情を注げる。
夕方くらいになると、家族全員が、
「早く会いたいなー」
って状態になっている。

日中ずっと保育園に行っていると、寮に入れている感覚にもなるが、本人は慣れるのも早く、お別れ時に泣きじゃくったりもない。

先生たちのサポートも手厚いと感じる。
だから、先生になつくのも早い。

ありがたいとしか言いようがない。

これも、あたりまえだとわからないかもしれないが、すごい変化だと思う。

働き方改革?

以前と比べて、明らかに共働き家庭は増えている。
同時に、テレワークも増えている。
ゆえに、パパの育児参加度も増えているように感じる。

ママはフルタイムで働いている人も増えたため、負担が軽減したかというとそうではないかもしれない。

でも、人生が子育てだけにならないような仕組みはできつつあるんじゃないかと感じる。
子どもを産んだからといって、自分の好きなこと、やりたいことを諦めずに、子育てと両立しやすくなっている。

「子連れ様」とか揶揄する言葉が流布しているが、そんなのは一部の人の偏見にすぎない。
出生率見たらわかる通り、揶揄ではなく「子連れ様」になりつつある。

だって、人口が減ったら国の存亡に関わるから。

産んでよかった?

息子の中学受験期真っ只中に生まれた第3子。
家族全員に愛されまくっている。

きょうだいの中で、「かわいい」と言われている回数は最多であろう。
それが理由かはわからないが、にこにこご機嫌に過ごしていることが多い。
保育園でも、誰からでも食べさせてもらえ、誰にでもだっこされる、手のかからない子と言われている。

毎日のように、
「こんなんなんぼあってもいいですからね」
と言っている。

授かる前は、不安や心配の方が多いかもしれない。
そりゃ、大変なこともありますよ。

だけど、我が子に対する愛情は、他では絶対味わえない。
何を犠牲にしたって、この人のためにがんばろうと思わされ、仕事でもそれ以前よりも高いパフォーマンスが出せるはず。

子どもに何かをしてあげる大変さより、子どもからもらうものの方が多くて、幸福度が増していく。

だから、子育ては最高に楽しい。

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