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【フィルムカメラ】Kodak Ektar H35を初現像した。

 昨年は「写ルンです」が品薄になった店舗もあったそうで、特に若い世代にウケているそうですね。そういう自分もまだ若い世代の部類なのですが。
 例に漏れず僕も「写ルンです」は大学時代に二度ほど購入して、現像後には「思っていたより暗くなっちゃった」だとか「想像していたよりも綺麗に撮れていた」とフィルムの「現像してみるまでどんな画が撮れたか分からない楽しみ」を味わっていました。

 しかし、「写ルンです」現像後にカメラのボディも一緒に回収されてしまう事が段々寂しくなってしまいました。
 旅行だとか日常生活で「写ルンです」を鞄に忍ばせるあの感覚。フィルムはデジタルと違って「ここぞ」という時のみシャッターを切るので、意外と長期間「写ルンです」本体を所有していることもしばしば。現像に出す頃には愛着が湧いていたりします。「写ルンです」と同じ要領で撮れる実機を所有したいと思うようになりました。

 そんな中出会ったのがこの一台。


 新品で製造、販売されている「現役のインスタントフィルムカメラ」です。Amazonで買える他、僕は東京・新宿の「マップカメラ本館」で購入しました。確か昨年の秋のことだったはず。

 悩ましいのがカラーバリエーション。僕が購入した「セージ」の他、「サンド」「ブラウン」「ブラック」の計4色。インターネットを使わずお店で買ったのは、実機の色味を見て決めたかったからです。画面で見るのと実際の色が違うなんてことはよくあるので。

 ちなみにこのカメラは「ハーフカメラ」で、通常の1枚分の写真のサイズの枠に2枚現像される形式。
 まあ、ざっくり言うと、通常の2倍の枚数の写真が撮れるのでお得感があります。
 今回、装填したのは「Kodak ColorPlus」の36枚撮りなので、倍の72枚撮れる計算になります。感度はISO200です。
 なぜか現像に出したら67枚になっていました。フィルム初心者なので推測になってしまいますが、巻き方の問題なのか、暗すぎて写真にならなかったのか…

 以下作例です。


群馬県にて。秋に咲く向日葵。快晴の下なので余裕。


よく行くカフェの玄関にて。もっと暗く映る気がしていたが、お昼だったので意外と耐えた。


10月、キャンプへ行った。夜はさすがに寒かった。


家の猫。さすがに寄りすぎてピントは合わず。だけどフィルムはピンボケの方が味がある時が多々ある。


たしか茨城県のクリスマスマーケットの時に撮った。デジタルと違って日付が残らないので記憶を辿る必要があるのも楽しい。マフィンの積まれ方がガチャポンみたいで可愛い。


長野県、善光寺の参道。なぜか渦みたいな光が映った。これはこれで面白いのかも。


八丈島の底土港。ピンボケだなあ。


室内で撮るとISO200の限界が分かる。猫が可愛いから良しとしよう。


学生時代の先輩を撮らせてもらった時の一枚。わりと曇天でしたがそれが良い色味を引き出している気がします。ここ半年くらいは今までやってこなかったポートレートに挑戦している。

 いかがでしたでしょうか。
 次回は違うフィルムも使ってみたいです。あと、72枚撮れるので意外と使い切るまで時間がかかりました。現像してみて「ああ、そういえば撮ったっけ」みたいな写真もあって楽しいです。
 思い出に残すならフィルム写真、とても奥深くて楽しいツールです。

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