人生三合目 新たな山を見つけます
あけましておめでとうございます。坂竹 央(ひろむ)です。
令和の世になって早4年。駆けに駆けていつの間にかもう30歳を過ぎてしまいました。
項羽は26歳にして秦を滅ぼし、31歳にして烏江にて果て覇王の名を歴史に刻みました。
アレクサンダー大王は30歳を前にしてギリシャからインドまでを征服し32歳でその波乱の生涯を閉じました。
私はどうでしょう。
彼らと同じ歳を迎えても何も名声を得ず、何も築けずにただただ人の波間を漂っています。
思えば佐賀県の端の町に生まれ、学業一つで身を立てんと奮起し、遠く東京の地で家庭を持ち、特別区の職員として働きました。
世間から見たら褒められたものでしょう。何一つ後ろ指さされることなく平和な日本で安寧の日々を送っています。
しかし、私は恥じています。三十年も時間があったのに漫然と生きてしまったことを。三十を前に己の信念に殉じ、高校時代の私をも感涙させた吉田松陰先生の生き様に寸分足りとも及んでいません。
ここで挑戦しなくてどうするんだと。
実は令和の時代は歴史的なことがたくさん起きています。
上皇陛下の存在は文化14年(1817年)の光格天皇以来、実に204年ぶり。
令和3年11月19日のほぼ皆既月食が日本で観測されるのは140年ぶり。
そしてまさしくこの歴史的なパンデミックを人類が経験するのも、スペイン風の流行以来、約100年ぶりです。
これらのことが一度に令和の時代に起きているわけです。とんでもない不幸?幸先の悪い元号?とんでもない!私たちは後の歴史に語られるべき時代に生きているのです。
そう。私たちは運がいいのです。私たちは「持っている」世代なのです。今までのように、大学を出て役所や大企業に勤めて年功序列で守られて悠々と年金生活を送る、という時代はもう終わりを告げると思っています。
これからの時代は「みんなで一緒に」ではなく、「個が輝く時代」だと思っています。私は今まで塾も予備校も使わずに大学受験を勝ち抜き、特別区の公務員試験に合格しました。予備校などの「大樹」に寄りかかり、不必要な費用を払い続ける時代に終止符を打ちたい、という野望があります。
かの有名な福沢諭吉はこのような言葉を残しています。
「一身の独立なくして一国の独立なし」
壱萬円札としての彼の肖像は令和6年に渋沢栄一翁へ引き継がれますがその精神は失われることはないでしょう。
アフターコロナを見据えて、激動の令和を駆け抜けます。
最後に亀戸天神にて授かった和歌を詠います。
つちたちて 天雲なかに 声聞かば さにこそ動け 言の葉の民
お読みいただきありがとうございました。
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