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文章のゴールとは

この仕事をしていると、毎日、何かしら文章を書いています。依頼者とのメール、所内のメール、法律相談のメモ、契約書、契約書へのコメント、交渉相手に出す書面、裁判所に提出する書面などなど。

毎日、文章を書いていると、それが当たり前になりすぎて、「何のためにその文章を書いているんだっけ?」と、文章を書く目的を忘れるそうになることがあります。

2週間ほど前、新宿の紀伊國屋書店に寄ったらたまたまこんな本に出会いました。

その中で、著者の三宅香帆さんは、ジャパネットたかたの高田明さんが書いた『伝えることからはじめよう』を紹介しながら、文章を書く時の視点を、このように言っています。

「『これから書く文章は、読み手のどういう感情に訴えかけたいんだろう?』っていう視点で書けるかどうか、が大事。」

これを読んで、「まさにそのとおり!」と思いました。一人で文章を書いていると、ついつい、自分のいいたいことを、つらつらと書き連ねたくなってしまいます。

でも、仕事で書いている文章って、日記を書いているわけではありません。

かならず、誰か読んでくれる人がいるわけで、その文書を読んだ人が何かしらの行動に移してもらえるように書いているはずです。

そうであれば、仕事で書く文章は、「自分の書きたいこと」ではなくて、「読んでくれた相手が、行動に移せる文章」を目指すべき。

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このnoteもそうです。

このnoteは誰か特定の人に書いているわけではないけど、貴重な時間を割いて読んでくださる方がいらっしゃいます。

noteを読んでくださった方が、「なるほど!」、「そうだったのか!」、「ちょっと心がけてみよう!」などと、感情が動き、少しでも行動に移せるような文章を目指していきたいです。

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