見出し画像

ビジネスの5W1Hは「まぜるなキケン」

今日は、ビジネスを進めるためのプロセス設計について考えてみます。

何か新しい仕事を始めるとき、多くの場合、上司や先輩から大まかに「何のために」「何を」「いつまでにするか」を伝えられて、「プランの具体化よろしく」と言われることってありますよね。

それ以外にも、副業するとか、起業するとか、新規事業を考えるとか、自分自身で新しいことを始めることもありますよね。

混ぜるとどうなるの?

プランを考えるときに、よく「5W1Hで考える」と聞くと思いますが、Why, What, Who, When, Where, Howがごっちゃになっているケース、結構目にします。

【まざって危険になっている例】
●WhyとWhatが混ざると、考えるべき打ち手全てが網羅できない
●WhatとHowを混ぜると、できること(How)に引きずられて、すべきこと(What)がダウンサイズしてしまう
●WhatとWhoを混ぜると、個人のキャパによってすべきこと(What)が決まってしまう。

Why起点で考える

まずWhyをクリアにすると、その後ぶれずにWhatを考えることができます。別の言い方をすると、WhyによってWhatは変わります

分かりやすい例として、体の見た目を変えるという、誰でも考えたことがありそうなケースで例えてみます。

「スーツをかっこよく着こなしたいけど、ウエストがキツイ」であれば、「ウエストサイズを小さくする」というWhatのために、「補正ウェアを着る」というお手軽な方法が考えられるかも(もちろん、スーツのサイズを上げるという技もありますが笑)

「写真写りに自信を持つため」であれば、例えば「明るい印象にする」というWhatがあり、髪型を変えるとか、女性だったらお化粧を変えると言うことをも、Howになりそうです。

けれど、目的が「健康診断で再検査にならないため」であれば、ウエストを細くしたり、明るい印象にしてもだめで、「体脂肪を減らす」必要があるかもしれません。そのためのHowは、補正ウェアやお化粧はNGで、「週3回ジムへ行って、有酸素運動30分」の方が吉。

Whyによって、WhatとHowは全く変わってくるので、まず最初に「何のために」を考えないと、と言うことなのですが、実際のビジネスの現場では、状況が複雑で関係者も多岐にわたる場合、「補正ウェアを着て健康診断でA判定をもらう」的なプランを立ててしまうことがあります。

まざってキケンになっていないか、Why-What-Howを文字でつなげて書いてみるなど、意識的に確認することが大切です。

===ご紹介:ごきげんになれる場所===
東京湾 晴海・豊洲エリア


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?