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いろんなものを知ることで自分の「好き」が見えてくる ~最高だったライブ BEST5~

こんにちは^^
だいぶ久しぶりになってしまいました。
最近はいろんなことがのんびりペースになってしまって、ダメですね。ちゃんとしっかりやれているのは日々の練習くらいです(><)色んな所にしわ寄せが・・・ごめんねー。

さて、今日はちょっとライブのことを書きたいなと思います。


皆さんはどんなライブが好きですか?

もちろん、好きなアーティストさんのライブならどんなものでも!という場合もあると思うけど、今までで一番最高だったライブはどんなライブでしたか?

私は比較的よくライブを観に行く(行った)方だとは思うのですが、やっぱりすごく心に響くライブにはどこか共通点があるような気がします。

なので今日はこれまでに私が行ったコンサートの素晴らしかったベスト5をご紹介してみたいと思います。



<第1位>

「Mr.Children Stadium Tour 2015 未完」
2015.7.19 @ヤフオク!ドーム

今のところ、私の中のナンバーワンコンサートは、2015年のMr.Children「未完」ツアー。

記録を見たら、私はこれまでに4回Mr.Childrenのコンサートに行っているみたいだけど、この年のこのツアーがとても感動だったんだよね。演奏された曲がどれも好きだったというのもあるのかな、感動の嵐で。

私本当はね、男の子に生まれて桜井さんみたいな歌い手さんになりたかったんだー。

歌の技術や何かより、一言一言がなんかすごく重くて、伝えようという気持ちがすごく入っていて。
何かこう、感情が歌からはみ出しまくってるの。そういう熱い歌を歌いたいと思っていたんだよね。

もちろん、今でも思っているけどさ、やっぱり男性と女性とでは違うんだ、ということと、もともと持っている声質とか喉の強さで、向き不向きというのがあるんだなぁ、ということをようやく最近知ったよ、笑。

私はこの、はみ出しちゃった感情がある歌が好きなの。

歌の中のほんの一箇所でも、むき出しになってこぼれちゃった感情が見えるともう、胸がぎゅーって掴まれちゃうんだよね。

それは、歌詞でもいいし、歌い方でもいいし、表情や仕草でもいいのかもしれないけど、桜井さんにはそういうはみだしたところがいっぱいあって、コンサートの間中、私は胸を掴まれっぱなしなの、笑。



<第2位>

小田和正「どーもどーも その日が来るまで 2011-2012」
2011.9.10@ヤフードーム


第二位は小田さんのコンサート。

当時でもう60歳近かったのではないかと思うけど、ヤフードームの中に設けられた通路を何度も走り回って、細い身体のどこにそんなパワーが?っていうくらい、体全部を使って振り絞るように歌っていた姿がまだ今も焼き付いています。


小田さんは綺麗で細めの声なんだけど、体全体からほとばしるエネルギーが繊細な言葉に乗って、力強く心に響いてきました。

感動しました。

歌詞の素晴らしさもあるけれど、太く力強い声じゃなくても、こんなに突き刺さる歌を歌えるんだなぁ、と思いました。

CDだけ聴いていると、なんとなく涼しい顔でさらりと歌っているようなイメージだったけれど、こんなに大きなエネルギーを放出しながら歌っているんだ、というその歌い方や表情が私にとってのはみ出しポイントで、しっかり心を掴まれました。


私はもともと細く綺麗な声よりも、しっかりと深い声の歌い手さんが好きだったんだけど、小田さんの綺麗な声が高音でピーンと張った時、聴いている私の感情も一緒に高まってドキーッとなるんです。

あぁ、こういうのもいいよなぁと思いました。素敵です!



藤原さくらちゃんにもこういう部分があって、多くの部分は低めの息多めで歌っているのに、高くなってきたサビで一瞬、ピーンと張った息漏れのない声を出す時があるんです。

そこで私なんてもうブルッとしちゃうんですよね。その一瞬のためだけに、2番も聴きたい、って思うくらい。


思うんだけど、一曲の中にこういうドキッとする部分が一箇所あれば、その曲はそれでOKだと思うんです。

極端に言えば、曲の頭から終わりまでずっとがんばって歌う必要はなくて、ドキッとさせるその瞬間を思いっきりむき出して歌う。それでOKなんじゃないかと思うんです。


最初から最後までどんなに丁寧に美しく歌い上げても、一度もドキッとするところがなかったらまた聴きたいとは思わないから。って、勝手に私が感じていることですけどね、笑。

あぁ、こんなことを書いていたら、また小田さんやさくらちゃんのコンサートに行きたくなってきちゃったなぁ。



<第3位>

中島美嘉「LIVE IS“REAL"2013 」
2013.8.24@福岡サンパレス


中島美嘉さんはやっぱりあの歌い方が素敵だと思います。小田さんも桜井さんもそうですが、言葉にのせる想いのエネルギーがとても強くて、一言一言に心も体も全部のせていこう、という気迫を感じます。


それに、中島美嘉さんの曲はどれも良い曲ばかりですね。多くの素晴らしいミュージシャンが曲を提供されていますが、私が特に好きな曲は、amazarashiのヒロムさんが提供した「僕が死のうと思ったのは」と、中島みゆきさんが提供した「愛詞(あいことば)」かなぁ。


中島美嘉さんの、表声と裏声をすごく行ったり来たりする歌が好きで、私もこんな歌い方ができるようになれば、高音が出ない苦しみから開放されるんだろうか?とか、いろんなことを考えながら観ています、笑。

勉強になることがたくさんかな。


中島美嘉さんは歌があまり上手ではないと言われることがあったり、耳の病気をされてからも大変だったということですが、あるドキュメンタリー番組の中でご本人が言っていた言葉が今でもすごく印象に残っています。


ちょっと違っちゃってるかもしれないけど、

「上手く歌う自信は無いけど、伝える自信はある」という言葉。


それでいいんだよなぁ、とすごく腑に落ちたんですよね。私が目指すシンガーソングライター像がはっきりしたっていうか。

上手く歌いたいのではなくて伝えたいんだ、ということを。



<第4位>

大橋トリオ「 TOUR 2016 -10【TEN】-」
2016.5.21@福岡市民会館


大橋トリオさんは、実はこの日まで、あまり好きじゃなかったんです。

なんかぼんやりした歌というかメリハリのない曲というか、そうそう、私が求めるはみ出す感情の部分が感じられなかったからかな。

なんとなくオブラートに包まれたような歌だなぁって思っていたから。


だけど、このアルバム「10 TEN」を聴いてすごく好きになったんですよね。


それまでは、ただおしゃれに作られたうわべだけの曲のように感じていたのが、このアルバムの中の曲は穏やかな中にも強い気持ちがたくさん込められているように感じました。


そして、このアルバムを引っさげてのツアーに初めて行ったのですが、これがまたとても良かったんですよね。

バンドの演奏がまず素晴らしくて、リズムが!リズムがもうほんと心地いいんです!ついつい体がゆれるゆれる^^



それに大橋さんの歌声は生で聴くと優しいだけじゃなくて深くて暖かくて、心にしみ込んでくるような重みがあって。すごく説得力があるんですよね。


強い気持ちというのは、強い歌の中にあるだけじゃないんだな。優しい歌の中にも、おしゃれに飾った歌の中にも強い気持ちはあるんだな、ということを感じました。


強い気持ちを強く大きな声で叫ぶ方法もあるけれど、深くかみしめながら歌う方法もあるのかな、そういうのが大人ってことなのかな、とかそんなことを。



<第5位>

絢香「Acoustic Live Tour 2017-2018 ~3-STAR RAW~」
2018.2.9@福岡サンパレス


絢香さんのコンサートはこれが4回目でしたが、この時の演奏が一番好きでした。

絢香さんとピアノ(塩谷哲さん)、ギター(古川昌義さん)の3人だけの演奏。

基本的に私はアコースティックなライブが好きです。というのは、歌や歌詞をしっかり聴き取りたいと思うからです。

多くのライブでは、バンドに埋もれちゃったり、どんな理由かわからないけど、ボーカルの歌詞がほとんど聴き取れなくて、私はいつも残念に思っていました。


歌や歌詞がくっきりと聴き取れないなら、なんのためのライブなの?と思いませんか?


バンドのリズムを楽しむため?

雰囲気を味わうため?

私はやっぱり、その曲に歌がある以上は、しっかりと歌を聴かせて欲しいし、歌詞を届けて欲しいです。


絢香さんの場合は、バンドであってもしっかり歌が聴こえるけれど、アコースティック編成でさらにもっと細かい息遣いまで聴こえ、どっぷりとその曲の世界に入ることができました。


そして、
ピアノの塩谷さんがまた素晴らしくて!

あんなふうにピアノを弾けるようになりたいなぁ・・。



と、ここまで好き勝手に書いてきたけれど、ほとんどが有名どころのJ-POPになってしまいました。


J-POP以外にも海外アーティストの来日公演や、ジャズシンガーのライブやピアノコンサートなど、一応観に行ってはいるのですが、やっぱり私はJ-POPが好きなんだろうな、と思います。


というか、日本語が好きなんです。

言葉が好きなんですよね。


ライブに行ったらグルーブを楽しむのも良いけれど、言葉をしっかり聴きたい方なんです。

そしてできれば初めて聴く歌と言葉で衝撃を受けたいです、笑。知っている歌だとどうしても頭の中で歌ってしまって、その人が歌う歌を100%感じ取れないから。



そんなふうに、私は言葉をとても重視しているけれど、かといってメロディが合っていなかったらおかしいし、声が合っていなかったら残念だし、と考えると、やっぱり声と歌詞とメロディとそれと表現・歌い方、どれも絶妙に組み合わされてこそ、本当の感動は生まれるんだろうな、と思います。


難しいよねーー(><)



だけど、今回こうして感動したライブのことを書いてみて、書き出したら意外と言いたいことがいっぱいあってびっくりしました、笑。

そして、自分がどんなことを大事にしていてどんな歌を歌いたいのかがよくわかったような気がします。


好きな歌や歌い方はみんな人それぞれだけど、好きなもの・嫌いなもの、いろんなものを知ることで自分の「好き」がよく見えてくるんだなぁ。


あとはめざす方向へがんばって進むだけ!



最後に、


番外編というか殿堂入りというか、永遠の目標である素晴らしい小沢健二さんのコンサートについてもたくさん話したいことはあるけれど、とーっても長くなりそうだからそれはまたいつか。



ふぅー、
長かったけどたくさん話して楽しかった!

今回はあまり写真がなくて字がいっぱいで、読みにくくてごめんなさい(><)最後まで読んでいただいてありがとうございました^^

みなさんのライブベスト5もよかったら教えてくださいねー!


ウスイヒロミ(makkie_777


ありがとうございます!創作の力と糧に!