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間違いだらけでも大丈夫

昨晩久しぶりにブログを書いたのは良いが、横で子供がごちゃごちゃちょっかいを出していたのでちゃんと集中出来なかった。諦めればいいのにせっかくまたその気になれたのだからと諦めきれず書いて数回読み直してささっと送ってしまった。

次の日に念の為にまた読んでみたけど、あ~やっぱり間違いだらけだった。お恥ずかしやお恥ずかしや。私は根っからのおっちょこちょいで何をやってもパーフェクトになった試しがない。お料理も好きで周りの人には時々ほめて貰ったりもするが、かなりいい加減なもんだししょっちゅう焦がしたりしている。随分前に餃子が食べたくて、でも餃子の皮がなかったので自分で皮を作って餃子を作ったら、これはひょっとしたら豚まんですか?みたいな大きなのが出来た。でも味は美味しかったから子供たちは喜んで食べてくれました。

私はオランダに住んでいて、うちの子供たちは本当の日本食とはこういうものだという事を知らないので私は随分と助かっている。あれ、これってなんか変じゃない?って言われなくて済むから本当に楽です。私が堂々とこれはこういうもんなんです!っと涼しい顔で食卓に出せばそれでちゃんと通用するからだ。

この間は末っ子にお誕生日に何を食べたいかと聞いたらに、”日本のおでんというものを食べてみたい”と言ったので”おでんかあ~、わかった”と言ったのは良いがおでんの具はオランダではあんまり手に入らない。かろうじて近くのアジアスーパーで大根と厚揚げみたいなのは手に入れた。こんにゃくもずっと前にアムステルダムに行った時に買ってきたのが冷蔵庫にあった。おでんの素は日本で買って来ていた。でも具がたった3種類なんて寂しくて可哀想なので他に何か入れられないか一生懸命に考えた。あっそうだ!ゆで卵を入れられる。そういえば冷凍庫に末っ子の好きなレンコンがあったな!あの子は干し椎茸も好きだよな。なんだか茶色の物ばかりで色合いが良くないから人参とえんどう豆を入れようと色々入れて作った。おだしは日本のおでんの素を使っているから一応美味しいおでんの味だ。

誕生日のご飯時にこの愛のこもったおでんを”じゃじゃーん!”とご披露すると娘は大げさな程喜んでくれた。私は嬉しくてたまらなかった。次女と末っ子のお友達と私と末っ子のみんなで美味しいね美味しいねと言いながら楽しく頂きました。ただその時に末っ子は”これってお正月にママが作ってくれるおせち料理っていうのに入っているのに似てるね。あれと一緒?”と聞くので、”筑前煮の事?違うよ、お正月に食べるものを今食べる訳ないじゃないの!”と私はいい加減な事を言ってごまかしました。でもちゃんと見るとこは見て覚えているのだなあと感心しました。

いい加減な私はこうやってそんなものばっかり作って子供たちに食べさせているから、将来うちの子たちが大人になって自分たちだけで日本に行ってお店で何か頼んで出て来た物が自分の知っている物とかなり違っていたら驚くかもしれない。それを想像したらおかしいというか不憫だというか。いずれにせよ形はどうであれ毎日美味しいものをいつもお腹いっぱい食べさせているのだからまあいいっか。

話は随分はぐれてしまったが、私のブログもやる事も全然パーフェクトでない。でも最近私はなるべくそれに逆らわないように時々わざとそのままにしている時もある。私は楽しくブログを自分が好きで書かせてもらっている。私が書くものを読んで共感してもらったり笑ったり安心したり元気になって貰えたら嬉しい。気持ちが通じたらそれで良いのだ。そして読んでくれた人が私の事を”この人字が間違っているし文章も時々変だけど、でも平気で楽しく生きてるよなあ、ちゃんと出来てなくてもどうにかなるんだなあ、私も大丈夫かなあ、なんだってまあいっか、どうにかなるんだね”と感じてくれると最高に嬉しいのである。

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