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化学流産した話。

7月に胚移植して、その2週間後に結果判定のため血液検査をしたところ、HGCの値が上がっていて着床していることがわかりました。
すっごくうれしくて、妊娠予定日を調べたり産休いつからとるかとかいろいろ考えた。
でも医師には着床したからって育っていくかはわからない。まだ油断はできないと釘をさされました・・・
でもやっぱり着床したってすごいじゃん!進歩じゃん!
妊娠した、ヤッター!!
ってなってた自分。
うれしすぎて仕事中の夫にも電話しちゃったし。同じく不妊治療をがんばって二人の子を授かった姉にも報告しちゃった。

完全に浮かれていた・・・

おかしいなと思ったのはその二日後。ポタっと垂れるぐらいの出血。しかも鮮血。
不安になって夫に連絡したら(←どんだけ連絡すんねん)、色々調べた結果、出血してても妊娠継続している人はいるって!と返事がきた。
そっかそっか。なら大丈夫か。と自分を納得させる。

でもまた不安はやってきた。その次の日も出血。鮮血だし生理1日目ぐらいの量。
えーー。
これはさすがにやばくない?と思ったけど自分の都合のいいように解釈。
「うん、子供が育ってるってことだ!」

でもでもその出血は止まることなく、生理のような出血が5日間ぐらい続きました。
そうこうしているうちに次の診察日になって・・
今日は胎嚢が確認できるんだよな~とワクワク。
でも、血液検査してから診察室に呼ばれたときには絶望だった。
まず、血液検査の結果がよければ診察室じゃなくて内診室に呼ばれるはず。なのに診察室に呼ばれたってことは・・・

不安は的中。血液検査の結果、HGCの値は平常時(非妊娠時)のものに戻っているとのこと。
そう、つまり化学流産。
涙がでてきた。診察の間はこらえらけど、終わった後に診察室からでたら涙があふれてしまった。
それは期待が大きすぎたから。妊娠したって喜びすぎたから。
せっかくせっかく妊娠したのに!ダメだったとは・・
泣きながらお会計を済ませる。受付の方の申し訳なさそうな顔。
電車で帰るんだけどとてもこの顔では乗れないと、トイレで一人静かに泣いた。
少し落ち着いたらマスクをして電車に乗り込む。涙が時々でてくるけど、ばれないように拭う。

なんで?なんで?
疑問符ばっかりが浮かぶ。なんとか家にたどり着いて思いっきり泣いた。
それを見ていた父も泣いた。
私の母が孫(私の子供)を連れて帰ってきた。
泣いた後の顔を見て察したようで、孫と一緒に違う部屋に行ってくれた。
この泣き顔を子供に見せられない。

この後の進め方を医師に聞きました。
今の出血は流産の出血なのでそれが終わったら生理の出血が始まりますと。
そしたらまた次の移植周期を開始するので病院に来てくださいとのこと。

とーっても淡々としていて、なんだよーと思いつつ、効率的でいいなとも思う。

今回の悲しかった経験をバネに、次に進みたい。

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