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#3 料理人【祐弥】

【第3回目ゲスト】
祐弥
料理人。25歳。SNSを通して、
「できないからできる料理へ」をテーマに
動画投稿や料理人の日常について発信。
将来、自分の店を持つためにチャレンジ中。

【H…Hiromi / Y…祐弥】 2024.02.06

▪️H.自己紹介をお願いします!
料理人は何の料理人をされているんですか?
Y.料理人をしています、25歳、祐弥です。
今はイスラム教の人たちも食べられる
ハラルフードのお店で働いています。

▪️H.初めて聞きました!
ハラルフードって何ですか?
Y.イスラム教の人の中で、OKなものがハラルで、ダメなものがハラムと大雑把に言うと2種類に分かれているんです。
基本的にアルコールや豚肉が食べれなかったり、アッラーの神に許しを得た、お祈りができていない食材は触ってはいけなかったり、色々厳しいルールがあるのですが、その料理を作っています。最初は和食やイタリアンをやって、ジャンルを変えながら今に至ります。

▪️H.なるほど。なぜハラルフードをやろうと思ったのですか?
Y.珍しいですよね!自分も今の社長から声がかからなかったら、そのような文化も知らなかったですし、まあ、たまたまですね(笑)

▪️H.そうなんですね!元々、専門学校に行ってから料理人になられたのですか?
Y.はい、専門学校はいきました。一期の新設高校だったので、料理調理科とスイーツ科に分かれていてて、和洋中色々やりました。

▪️H.その後、すぐ和食の道に行かれたんですか?
Y.そうですね。もともと和食の料理人さんが
かっこよかったり、包丁とかの使ってる調理器具がかっこよかったりで和食の道にしました。
和食は3年弱くらいやりました。

▪️H.その後は何をされたんですか?
Y.その後はイタリアンでパスタの作り方を学んで色々やっていました。

▪️H.料理人さんは1つのことを極めていく職人っぽいイメージがあったのですが、料理人さんは1つを極めていくのか、ジャンルを変えていくのか、どちらが一般的なんですか?
Y.たぶん、1つを極めていくのが一般的だと思います。ただ高校の時に中華の先生に言われた言葉がずっと頭の中に残っていてて。その時、自分は和食1本でやりたいっていうのがその時あって、中華の先生の前で和食1本でやりたいから中華の勉強はいらないことを伝えたんです。その時、「せっかくだったら、いろんなジャンルできた方がいいし、もったいないよ」とお叱りを受けました。ただ自分の中で納得ができて。今はラーメン屋なので、自分の技を出すことはないんですが、ライブ配信とかでいろんな組み合わせをしながら驚きや新しい体験をプレゼントさせてもらっています。

▪️H.だから幅広くされているんですね。
最初に戻るのですが、そもそも、
なぜ料理人なろうと思ったんですか?
Y.幼少期の時に母親と一緒にハンバーグを作る機会があって、ただこねるだけなんですけど、
そこで美味しくできたことが嬉しかったのでそこで料理が好きになりました。
ただその後、サッカー選手になろうと思った時期もありました。キーパーとして県の選抜の予選いける機会があったのですが、怪我で出れなくなってしまい。その時から料理を本気で目指すってなりました。

▪️H.そうなんですね。では、TikTokの投稿や配信はいつから始められたんですか?
Y.もうそろそろ2年になります。SNSを通して、今のうちにファンを作っておいて、自分の活動に対して応援してくれる人を作ったほうが
今後自分が行動することにおいて
1人じゃないなと思って。やるだけやってみようと思って始めました!動画作りができたら、他に動画でお仕事ができるかもしれないし、知識とやっておくにはメリットの高いものかなと思いました。けっこうビジネス的な意識が強いかもしれないです。

▪️H.なるほど!幅広くやられてて驚きました。
編集は独学ですか?
Y.そうですね!YouTubeで参考にしている人がいてて、カットの仕方とか書き出しの仕方は見てますが、後は全部独学です。
▪️H.そうなんですね!投稿の内容も面白いですよね!
Y.最近、面白くはなってきているんですが、それは視聴者さんが教えてくれたんです。
動画の時と配信の時とギャップがありすぎて。
動画の時が真面目すぎると。そこから、動画から料理に興味を持ってくれたりとか、できないからできる料理を伝えていく上で、真面目じゃつまらないと思って!真面目を笑いに変えられないかって考えて、今は投稿が変わっているって感じですね。自分か踏み出せない領域に行った方が面白いと思うので、恥ずかしいなと思ったことを極力やろうと思っています。自分が料理を作るだけで画面越しに食べてもらうことはできないので、だったら楽しませる方に全振りしようかなと思っています。

▪️H.なるほど!TikTokの投稿や配信でテーマにしていることはあるんですか?
Y.テーマは特になくて、ただ海外の人が視聴者さん的にも多いので海外の食文化を日本に伝えてもらうことでグローバルに繋がるかなと思うし、見てくれているのがお客さんなので、そこの人たちの繋がりができたらと思います。

▪️H.だから英語のテロップもつけているんですね!
Y.はい!日本語を学んでいない人からしたら、耳ではわからないかもしれませんが、映像では伝えられるので、テロップで英語を入れるのは意識していますね。もともと英語はできないんですけど、リスナーさんが優しくて教えてくれるのでそれで覚えていますね!それに次来た時に教えたことを覚えてくれてたら、嬉しいと思いますし。

▪️H.英語上達しますね!
じゃあ、次は料理つながりのお話で、
初心者の方におすすめの料理ってありますか?
Y.ほんとに料理ができない人には米研ぎから教えます。世の中に無洗米とかあるので、簡単に思われがちなんですけど、お米って難しくて。
乾燥してるように見えて鮮度が大事になってくるんですよ。お米も生鮮食品で消費期限があります。お米でも酸化は起こります。外に置いておくよりも冷蔵庫で保管した方が鮮度は保たれますし、酸化したお米は割れやすくなるんです。割れたお米を使いすぎるとべちょべちょのお米になってしまったりとか、美味しくなかったりするんですよね。あと、お湯で研いでしまうと、お米の少ない油分が流れ落ちちゃうんですよね。めちゃくちゃ不味いお米になってしまうんです。日本人ならではのお米研ぎを、自分で水を測らなくてもわかるようになれば一人前かなと思っています。

▪️H.なるほど!お米も深いですね。
逆に祐弥さんの得意料理は何になりますか?
Y.その質問か1番困っていて、色んなジャンルをやってきたからこそ、自分にとってのコレがないんですよね。

それにプロとして美味しいものを提供するのは当たり前なんですが、常に美味しいものを同じ品質で提供し続けるのは難しいんですよね。
1年前は薬膳のイタリアンのBARでバーテンダー兼料理長で1人でお店を回してたんですね。その時に、1人の限界値も知れましたし、美味しいものを同じ品質で提供する難しさも知れました。
H.難しさは味を一定にさせるのがってことですか?
Y.味を一定にさせるのと、料理に対するモチベーションですね。同じものをやってると自分が飽きてくるんです。その中で少し変えたりもするんですけど、変えすぎると同じ味が維持できなくなってしまいますし、変なジレンマに陥るんですよね。

▪️H.今はそこを辞めて、ラーメン屋さんでしたっけ?
Y.そうですね、ハラルフードのラーメン屋さんですね。まあ珍しいと思います。大阪にもフランチャイズで同じ店舗があって、「麺屋帆のる」ってお店です。ハラルフードが出回ってなかったり、価値があるだけ値段はけっこういい値がします。味は鶏白湯ですね。豚骨がダメなのでチキンを使ったものになります。調理する際、食品に対してアルコールも使ってはいけないので衛生的に厳しいですね。保存が短かったり、自分で見て食べて判断することが多かったりで。

▪️H.なるほど。プロフィールでお店を出したいと書かれていたのですが、どういうお店を考えているんですか?
Y.需要と供給って大事だと思っていて、自分のやりたいことに対してどれくらい求められているのかがデータ上わかってなくて。最終的には人と人を繋げられるレストランもしくはカフェをやりたいです。ジャンルは絞ってなくて、自分のビジネスの座右の銘で「何をやるかより誰とやるか」を大事にしたいですし、人がいてこその仕事になります。求めていることに対してのありがとうでお金はいただけるじゃないですか。そういうのを大事にしたいと思うので、一緒にやりたいなと思う人に声をかけて、チームを作って、どんな感じにやるかディスカッションしながら妥協せずにやっていきたいです。スタッフを大事にしたいのはあって。飲食ってめちゃくちゃハードな仕事だからこそ、コミュニケーションが大事だと思っています。

お店を持ちたいのも最初はふわふわしていたんですよ。お店を持つことは自分の人生においてなんかいいなっていう”なんか”でした。ただ高校の時からバイトをして思っていたことで、スタッフに対する扱い方とか声のかけ方によって職場の環境ってガラって変わるんですよね。人生の中で仕事をするっていう時間って圧倒的に長いじゃないですか。その中で嫌だな、行きたくないってマイナスな感情を感じることって日本は多いと思うんです。仕事は大変ってことは自分の中で当たり前なんですけど、その中で楽しい、やりがいがある、挑戦したいっていう時間に変えられることができれば自分にとっても有意義な時間だろうし、料理以外にも還元していきたいと思います。そうなった時にお店やってます、会社やってますの肩書きを持つことで信用されるなと思ったので、今はお店を出したのはあります。

▪️H.その祐弥さんの考え方は昔からですか?
Y.そうですね。思っているだけは簡単なんですけど、何よりも信頼してもらえるのは結果と行動なので、そうなれるように今は頑張っているって感じです。

▪️H.そうなんですね!祐弥さんが変わり続けられているのはなんで何ですか?躊躇とか怖さはないんですか?
Y.もちろんあります!コロナの期間で貯金がゼロになったんですよ。来月の家賃払えないってなってしまっいて(笑)その時にお金の大事さも知れましたし、やっぱり次へ次へは怖いです。それを超えられているのは応援してくれる人がいるので。その人たちにどこか申し訳ないなと思いますし、お金以上に大事な時間を使って、コメントや視聴してくれてる人に対して、やっぱり行動ができていないっていうのは、やれよって自分を奮い立たせてくれるので、だからどんどんやっていこうかなと思います。

▪️H.なるほど。そのチャレンジする中で
影響を受けた人っているんですか?
Y.影響はどんな人でも皆さんからもらっています。この人がチーフです、メンターですとかはいないですけど、こうやって話していく中で、自分の考えを見直すことができています。みんなが今の自分を作ってくれています。

▪️H.たしかに言語化するの大事ですね。
では最後に、目標はありますか?
Y.自分が会社を作った時には掲げたいことかあって、仕事で人生を終わりにしたくないと思います。仕事する時間を効率化を図って、サービスを上げることができて、残りの時間を自分の人生のプラスアルファの時間に当ててほしいっていう目標があります。

▪️H.仕事だけじゃなくて人生全体で考えられているんですね。それに、祐弥さん見てるといつも楽しそうに感じます。
Y.はい!楽しいですね!今は楽しさで人に何かを還元させてもらっていると思うので。
H.私も楽しみながらチャレンジしていきます!
今日はありがとうございました!

▪️SNS
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