「自分史」を書いて自分自身を知ろう! あなた自身の人生だから、人任せにはしないで欲しい…!
OfficeCatalystの角野裕美(カドノヒロミ)です(。・ω・。)
自己アピールの種は、自分史にあり
と、と述べました。
自分の歴史=自分史、なのですが、まずはどんどん書き出してもらう。
最初は、単語でも箇条書きいいので、あれこれ思い出しながら書き出します。
そこから、
あなた自身の「興味や関心」「能力」「価値観」を掘り起こしていく、探し出していく、作業をして欲しいのです。キャリアデザインの重要な3つのポイントです。
抽象的ではなく、
具体的な〝自分史〟活用事例
ある高校3年生の女子生徒は、いよいよ卒業後の進路を考えるにあたり、まずは進学をチョイスしました。大学か短期大学か専門学校か。
「四年間と言う時間が学びの中で欲しいな」と思った彼女は、大学進学を目指します。
次に行わなくてはいけないのは、学部学科選びそして大学選びになります。
この時点で自分史を書き出していくと、うすぼんやりながら「私、英語を主に勉強してみたい」という風な思いが湧き上がってきます。
これは先ほど見た「興味・関心」のこと。きっと彼女の自分史の中には、例えば好きな科目として英語があったり、洋楽を聴くのが好きだというのがあったり、もちろん学校の英語の成績も良かったり…という記載があったはずなんです。それでいいんです。
このように言われる生徒さんには、「能力」としては、例えばですが英検や TOEIC と言った英語の資格を取られていて、ある意味能力が分かりやすくなっていることが多いのです。
そしてもう少しお話を伺ってみると、「将来は、英語を使ったお仕事に就きたい。」とおっしゃいます。例えば、CA さんだったり、ホテルコンシェルジュだったり。外資系で英語を使ってお仕事をしてみたい、だったり。ここに将来像もふまえた「価値観」も出てくるわけです。
つらつらと自分史を書いていただけなんだけれども、それらをよーく見て、自分なりに何か共通点はないかとか、自分はどうして行こうと思うのかな、その根拠となるものは何かないかな…といった感じで、自分史から、ご自分のキャリアデザインも、しやすくなるよ、ということ、なのです。
さらには〝志望理由〟も発見出来る!?
自分史を書くことで、実は、自分自身がこれからの進路をどうしていきたいのか、なぜこの学部学科、この大学なのか、という〝志望理由〟も、見つけることができます。
当然といえば当然なんだけれども、ご自分の過去の経験の中に、何かしら、これからの進路を志望する理由が、もっと言うときっかけみたいなものが、あるわけですよね。
よくある事例として、医学部や看護学部といったメディカル系を目指す受験生は、自分史の中に、メディカルと関係のあることを発見します。例えば、「身近な人が、医療従事者である」とか「自分自身が医療と関わった経験(怪我をした時の医療従事者との関わり方、あるいは、親族の介護経験とか)」という中から、いざ自分の進路を考えるにあたって、腹の底から湧き上がるように出てくる思いこれが、強い志望理由、志望動機となるというのは、ご理解いただけるかと思います。
ただ、超高齢社会の日本の社会情勢をふまえて、この十数年では、より「国家資格を取得して、医療系や福祉系の職業に就いて欲しい」と、保護者や周囲の大人から、勧められる生徒さんが増えてきております。
このことが、きっかけとなり、生徒さんがご自分で一生懸命、自身と向き合い、考えて下さった上で、進路を決められるのは大丈夫なのです。しかしながら、ついつい「まぁ、そんなものかな?」とか「たまたま、数学も理科も成績はいいし、受かるかもしれない…?」という、周りからの方向で、進路をお決めになられた場合、入学後に、学ぶことに対して辛くなられる生徒さんを、見てきたことも、また事実です。
人任せにした選択をしてしまった場合……。
特に、医療系や福祉系では、1年生から学科の単位を取得していかないと、履修スケジュールがとてもタイトとなってきます。語学を一つ落とすだけでも、他の科目の履修に影響を与えてしまいます。
学部学科としては、資格取得後の卒業職種・職業も定まっているため、国家資格を取得し、将来就く職業に対しての学びを深めていくことになります。だからこそ、やはり医療従事者として働くことへの、強い思いや職業倫理観のようなものも考えておかないと、なかなか勉強していくモチベーションも保つことは難しくなるのかもしれません。
ただ、将来像も見据え、自分自身の興味や関心、能力、価値観を、しっかり考えず、どちらかというと人任せにしてしまった人は、入学後、履修がタイトと成り、実習等でもあれこれ大変となってくると、どうしても人のせいにしてしまいがちだということ。
「お母さんが言ったから看護学部に入ったのに…。めちゃめちゃしんどいやん。ほんまは、私に向いてなかったんやん…(; ;)ホロホロ」などと、キャリアカウンセリングにお越しいただいたお母様とお嬢さんが、私の目の前で、ちょっとした口論となり、涙ぐまれることも何度もありました。
親としても良かれと思って勧めたことだけに、余計に辛くなりますよね。そういうことを是非回避していただきたい。あくまでも母親や周りの大人が勧めてくれることは、あなたが考えるきっかけでしかないという風に捉えてはいかがでしょうか。
だからこそ、なにはともあれ、まずは自分史を書いて欲しい、あなた自身の人生だから、人任せにはしないで欲しい、と思うのです。
書き込みフォーマットに沿って、ご自分自身を見つめ直してみませんか?
これはもちろん、高校生の皆さんのみならず、小学生でも中学生でも、また、大学生、そして社会人の方でも、キャリアを見つめ直すに有効的なものになります。
若年層ほど、経験は短いわけですけれども、だからこそよりこれから先の人生進路を考えるにあたって、自分史を書くことは有効です。短いなりの日々の生活の中に、今から未来に向けての種が落ちています。必ず。
それが、ここまで見てきたように
「興味 ・ 関心」
「能力」
「価値観」
だといことです。(キャリアを見つめる、キャリアデザインの3要素)
大学生→社会人となっていくにつれ、経験が増える分、自分史を見つめ直すことで、まさに来し方行く末を考えるひとつの指針が、見えてくるはずです!
こちらに、挙げておりますので、是非、有効活用してみてくださいね!
次回は、この「自己アピール文章作成講座」書き込みシートの添削事例を、より具体的に挙げてまいります\(^_^)/
まずは、自分自身を知ろう! あなた自身の人生なのだから、人任せにせず、自分自身で考えよう!そして、志望する進路をしっかり手に入れよう!
私が今、出来ることは、そのキャリアを見つめ直すお手伝いと、キャリアデザインへのアドバイス、そして、志望理由や自己アピールの文章への添削です。
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