アロマに国家資格はない→無資格でアロマ教室を開業してもいいの?
アロマを仕事に!
講師の未来(あした)を変えるアロマ教室起業プロデューサー
堀ひろみです。
アロマテラピーの資格を取得しようと思った時にまず気になるのが、「どこで資格を取得すればいいのか」ということではないでしょうか。もしもアロマの国家資格があるのであれば、民間の資格よりも信頼性の高い国家資格を取得したいですよね。
残念ながら、2020年現在、日本にはアロマの国家資格は存在しません。そのため、アロマの認定資格を取得したいのであれば、民間の協会から選ぶことになります。
これはつまり、アロマの資格がなくてもアロマ教室を開業できる(誰でもアロマ講師になれる)ということです。
この記事でわかること
●民間のアロマの資格
●国際的なアロマの資格
●アロマの資格はいる? いらない?
私はAEAJ認定アロマセラピスト、アロマテラピーインストラクターの資格を取得しています。他にも、アロマ教室の運営に活かすために、JHTA認定ハーブセラピストやJAMA認定アンガーマネジメントファシリテーターなどの資格も持っています。
私が主宰するアロマ教室は、開業からわずか8ヶ月で累計198名ものお客様に受講していただきましたが、上記の資格があったからこれだけのお客様に選ばれたのかというと、そうではありません。
関西の遊園地で宣伝広報をしていたことや、60万PVブロガーとして活動していたので、どのように宣伝すれば効果的か、集客・お客様の動線などのノウハウを経験として知っていたから出せた結果です。
それでは、アロマの国家資格がない日本で、アロマ講師になりたい、アロマ教室を開業したいという場合、アロマの民間資格はいらないのでしょうか?
この辺りのことは、普通のアロマテラピースクールでは教えてくれないため、多くの人が有名なアロマの民間資格を取得して、認定アロマ講師となってから、アロマ教室を開業するのが当たり前だと思っています。
そこで、アロマ講師を目指す&アロマ教室起業を目指す方のよくある悩み「アロマの国家資格がないなら、無資格でアロマ教室を開業してもいいの?」について、この記事でわかりやすく説明し、解決いたします!
(1)アロマの資格が取得できる民間の協会10種類【2020年最新】
2020年7月現在、確認できるアロマの協会は10協会あり、それぞれでアロマの検定や認定資格が取得できるようになっています。
①AEAJ(公益社団法人日本アロマ環境協会)
https://www.aromakankyo.or.jp/
②NARD(ナード・アロマテラピー協会)
https://www.nardjapan.gr.jp/
③JAA(日本アロマコーディネーター協会)
https://www.jaa-aroma.or.jp/
④NPO JMAA(日本メディカルアロマテラピー協会)
https://www.jmaa-aroma.com/
⑤日本統合医学協会
https://medical-aroma.jp/
⑥日本アロマアーチスト協会
https://www.aroma-artist.jp/
⑦一般社団法人アロマ・リンパセラピスト協会
https://alt-a.jp/
⑧NPO法人日本ハーバルアロマセラピスト協会
https://www.aromastudy.com/
⑨一般社団法人 日本フィトセラピー協会
http://www.japhy.or.jp/
⑩一般社団法人スマートライフ協会
https://www.smart-life.org/
アロマ関係の協会で大手と言えば、私が所属する①AEAJや、②NARD、③JAAが当てはまります。
それぞれに取り扱う精油の種類や、学習範囲、イギリス式アロマテラピーなのか、それともフランス式アロマテラピーなのかといった違いがあります。もちろん、費用も様々です。
「アロマの資格を取得すれば仕事がくると思っていた」でも書きましたが、アロマの協会に所属しても、協会が仕事を斡旋してくれるわけではないので、集客は自力で行う必要があります。
よって、どこのアロマの協会を選ぶかは、好みで良いかと思います。ただ、あまりマイナーな協会だと、協会の消滅と共に認定資格もなくなるので、その点は気をつけたほうがいいですね。
【アロマの資格を選ぶときのポイント】
●どんな団体か
将来消滅する心配がなく、信頼&共感できる協会を選びましょう。
●学習範囲
1日で学べるアロマ資格はお手軽ですが、内容が薄いです。
●資格を活かして、どのような仕事をしたいか
ビジョンにあった資格を選びましょう。
●費用
受験料や認定料、教材費など、トータルでかかる費用を把握しておきましょう。
●いつ、どこで受験できるか
年に何回試験が行われているのか。次の試験までどれぐらい余裕があるのか。会場はどこか、オンライン受験できるのかなどを確認します。
ちなみに、私が所属するAEAJは、内閣府に公益認定されていて、数あるアロマテラピー関連の協会で唯一の公益法人であり、信頼性はかなり高いです。
アロマが好きな方なら、「アロマテラピー検定」という検定を聞いたことがあるかと思いますが、そのアロマテラピー検定を主催しているのがAEAJです。
また、AEAJの会員になると、アロマテラピー保険に加入できるため、安心してアロマ講師として活動できます。
アロマテラピー保険の補償対象となる事例
例1. お客さまの衣服にオイルをこぼし、衣服を汚してしまった。
例2. お客さまにトリートメントを行ったところ、お客さまの肌が腫れてしまい、病院に通院された。
例3. 販売したアロマテラピー関連商品に欠陥があり、お客さまの肌にトラブルを起こし、損害賠償を請求された。
AEAJ認定教室であるAromamaでは、アロマテラピー検定の合格から、アロマ教室の集客までを一貫してコンサルさせていただきます。
アロマの資格やアロマ教室起業に興味がおありの方は、ぜひお問い合わせください!
コンサル専門アロマテラピースクールAromamaへのお問い合わせ
https://note.com/hiromi_aromama/message
(2)アロマの国際資格で有名なのは、IFPAとIFA
IFPAとIFAの拠点は共にイギリスにあります。それぞれの特色は、次のとおりです。
IFPA
政府と連携し、イギリスの大学にIFPA認定のアロマテラピー学科が設けられ、大学では認定証が発行されます。
日本でIFPA認定アロマセラピストになるには、国内に7校あるIFPA認定校でカリキュラムを受講します。
https://japan.ifparoma.org/about-ifpa/
IFA
1985年に世界で最初に設立されたイギリスのアロマテラピー国際機関。国際団体としては日本で最も支持されている団体です。
日本でIFA国際アロマセラピストの資格を取得するには、国内に26校あるIFAの認定校でカリキュラムを受講します。
https://ifaroma.org/ja_JP/home
(3)アロマ講師になるなら、アロマの資格はあったほうがいいの?
アロマの資格は日本では国家資格ではないため、無資格でもアロマ講師にはなれます。
また、協会に所属したからといって、仕事を紹介してもらえるわけではないので、アロマの資格がなくてもいいように思うかもしれませんね。
確かに無資格でも法律的な問題はありませんが、アロマの教室を開業する以上、アロマの知識は必要です。
なぜなら、「精油=自然のもの=身体にいい」と思われがちなアロマの世界も、中には皮膚刺激が強いものや、日中の肌への使用を避けるべき光毒性の成分を含む精油などがあるからです。
また、希釈濃度や、使用に注意が必要な対象者、植物油のアレルギーなど、安全に使うために知っておかなければならないことがたくさんあります。
アロマ講師になるためにせっかくアロマの勉強をするのなら、努力の証として認定資格を持っておくのもいいですよ。
やはり、肩書きがあると信頼されますし、協会に所属することで常に最新のアロマ情報を知ることができます。
特に、数ある協会の中でも、AEAJは安全に講師活動が行えるアロマ保険が付いているので、安心ですよ!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。もしもこの記事が参考になったと思ったら、サポートで執筆中のコーヒーを一杯奢っていただけたら嬉しいです。もっと有益な情報を書いちゃうかも!?