人生ではじめての挫折。




1年生の冬に就職が決まり
専門学校2年目が始まりました。


資格を取るための勉強の毎日。
楽しいことしかありませんでした。






無事卒業し上京。


初めて親元を離れたところが東京で
東京には身寄りが誰もいないし






初めての一人暮らしで
専業主婦の母を持つわたしは
ご想像通り何もできませんでした。


そんな生活するだけでも必死な上に
新入社員で
仕事を覚える日々。




当時付き合っていた彼を札幌に置いて
上京したわたしは
『つらい』しか出てこないような生活を
送っていました。





毎日毎日
北海道に帰りたい。。
1年は最低でも頑張ろう。
と心の中で自分に言い聞かせていました。


前投稿にも載せたように
当時リーマンショックで
内定取り消しは当たり前の年で
エステコースで協会認定資格をとったのにも関わらず
地方のクイックマッサージ屋さんに
就職した子も沢山いました。




そんな中で
当時全国に90店舗以上。
海外にも出店していた会社で
2000人程社員を抱えているような
大手エステサロンの
旗艦店に配属されたわたしは
自分自身で
『わたしは選ばれし者なんだ』
と思うようにしていました。




朝は先輩よりも早く出社し
お部屋のセッティングや機器の準備
をしなければならなかった為、
朝8時前にはサロンに着いて
退勤時には22時半。。
時には終電近くまで
残った仕事を片付ける日もありました。
(当時はそれが当たり前)



ただ、わたしはそれに対して
なんとも思ってなくて
(まぁ、きつかったですけど笑)
むしろ技術職の修行の身でお給料を貰えてることに
感謝していました。


もちろん入社してすぐにお客様の施術に入れる訳ではなく、
練習を重ねて、技術チェックに合格しなければなりません。





『体重をしっかり乗せ、エステティシャンの身体を壊すことないように全身でするトリートメント』



これをとても大切にしていた会社で
技術には定評があるサロンでした。



1日に1番多くて8人の施術に入るので
疲れてしまっては8人目のお客様に
100%の力が発揮できないので
手でトリートメントするというよりも
体重移動でトリートメントをすることを
教わりました。







まだ配属されて日が浅く
技術デビューしたばかりの時に

『全然指が入ってこない。
気持ち良くもなんともない!』

とお客様にクレームを言われ、お代をいただけなかったことがありました。




向いてないのかな…
北海道に帰りたい…






そんな気持ちが益々膨らみました。

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