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わたしにとっての『アイム』とは。
この度、写真集をつくりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1651050123051-vTH7FtmScW.jpg?width=800)
まさか自分がクラウドファンディングで資金を集め、本をつくることになろうとは思ってもみませんでした。たくさんの奇跡と情熱の結晶が長方形の形になって今、私の手元にあることに静かな感動を覚えています。
公式のインタビューに写真集をつくることになった経緯は書いてあるので、未読の方はぜひ読んでいただきたいです。
https://note.com/homedoor/n/n7cc922584c11
写真集の素晴らしさはすでに上記のリンクにあるとおりなのですが、自分のnoteでどうしても書きたいことがあります。
それは、制作に関わってくれた人たちが素晴らしすぎるということです。
ほぼほぼボランタリーな関わりなのに、たくさんの時間をかけてインタビューをしてくれたり、文字起こししてくれたり、最後の最後まで装丁にこだわってくれたりと感涙しそうなシーンはいくらでも思い起こされます。
それぞれがプロとして専門領域でいそがしくされるなかで、来れる限り毎回必ずインタビューに同席してくれた写真集制作チームの皆さんには伝えきれない感謝の気持ちでいっぱいです。出版に関わっている方、アートディレクション分野の方、みなさんのお力添えなくして、ホームレス状態の人たちが撮った写真を通じて誤解や偏見を紐解くという新たな取り組みは絶対にできないことでした。
クラウドファンディングで応援してくださった方には、すでにお送りさせていただいており、たくさんの人から写真集への感想をいただきました。長らくお待たせしてしまったのに、あたたかい言葉をいただき、1年がかりの制作に大きな意味があったのだと改めて思うことができました。本当にありがとうございました。
はじめまして。今、アイムを読んでいます。とても心を動かされています。前半の写真の部の最後のメッセージで、こらえていた涙がこぼれました。
— あき (@akipoodle) April 24, 2022
活動してくださって、写真集を形にしてくださって、ありがとうございます。この写真集がたくさんの方に出会い、みなさまの願いが届きますように。
松本さん、ご無沙汰しています!たぶん完成までにも色々な苦労があったんだろうなと想像しながら、楽しみに待っていました。撮影者のインタビューも、とても良かったです。沢山の人に届いてほしいですね!
— 内田光 Hikaru Uchida (@uchdhkr) April 27, 2022
制作途中は、なかなかニッチな本になるだろうからあまり書店での販売数は見込めないだろうと思っていたのですが、書店さまからの熱いプッシュもいただいているようで、正直驚いています。
大阪のホームレスのおっちゃんたちが、写るんですで撮った写真の写真集『アイム』。びっくりするぐらい豪華な装丁ですが、¥2310-(税込)ってマジ⁈
— ダイハン書房本店 (@booksDAIHANhon) April 26, 2022
写真を撮ることで生きる目的が生まれたと言うおっちゃんも。
写真と合わせて、彼らのインタビューも、なんかめっちゃ良いんですよね。 pic.twitter.com/zVDiKgHWNY
この出版で、普段接する機会の少ない異業種の人たちとチームを組んで活動をするという経験をしました。一人の人間や一つの組織だけではなし得ないことでも、他の領域で活動・活躍されている人たちと一緒に行動することで、こんなにも素敵なインパクトを社会にもたらすことができるのだと知りました。
今回、想いを持って関わってくださったチームの皆さんも、最初はホームレス問題についてはあまりご存じない方ばかりでした。写真を撮ってくれた人たちへのインタビューの回数を重ねるごとに、その人たちの人となりやこれまでを知っていただき、より写真集づくりに積極的に関わってくださいました。その過程を間近で見れたことが、この企画をやってきた大きな成果のひとつなのかもしれないなと思っています。
写真集のタイトルは『アイム(I'm)』です。巻末にコメントを寄せていますが、わたしにとっても自分の思いを伝えることのできた大事な本になりました。
写真集を手にとってくださった方、クラウドファンディングで応援してくれた方、制作に携わってくれた方、それぞれの写真集から想起された「アイム(I'm)」の捉え方があるのだろうなと思っています。
ぜひ各種SNSにて「#アイム」とハッシュタグをつけて、みなさんのお気持ちも教えていただければ嬉しいです。
▼ご購入や試し読みはこちらから
https://amzn.to/3EYnT4g
普段の自分ならしないことに、サポートの費用は使いたいと思います。新しい選択肢があると、人生に大きな余白が生まれる気がします。