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「熱力学エントロピーの世界地図」その2 ひーろまっつん 松尾浩一 

割引あり

§2.私が、今、実際に主に研究しているのは、熱力学的な見解によって、日本経済を明らかにしようとする試みです。

 例えば、現在まで、日本銀行が行ってきた、ゼロ金利政策、マイナス金利政策や、異次元緩和策・大規模緩和策等の経済政策について、熱力学的な見解によって、これらの経済政策が、今の日本において、一体、どのような現象に繋がっているのかということを明らかにする試みを行っています。
 
 現在、日本国民間においては、経済的格差が大きく広がって、大きく問題化してきていますし、一般国民の貧困の問題も、日に日に、大きくなってきています。

 そして、大企業だけが、莫大な内部留保を、大きく貯め込んでいるというのが、現在の日本経済の現状ですが、そのような現在の日本における経済問題というのは、実際に、このような、日本の国が行っている経済政策や、日本銀行の金融政策そのものが、現在の日本におけるこれらの経済的な諸問題に、実際につながっているのではないかと思い、それを、きちんと確かめた上で、その対策等を考えるための研究を、現在、私は、行っているのです。

 そのため、莫大な資料を実際に見たり、使えるデータを集めたりしながら、研究を行っているため、かなりの労力がいる研究になっていますが、それでも、私は、初志貫徹するために、日々、努力をしながら研究を続けている最中です。
 
 そして、私が行った、熱力学エントロピーの研究によって、起電力というのは、マイナスの熱力学エントロピーが起源となっていることがわかっています。つまり、電流を流す源のエネルギーそのものが、マイナスの熱力学エントロピーだということです。それを、経済力学エントロピーを定義して、経済に応用すれば、お金の流れの源になるエネルギーは、経済力学エントロピーになるはずです。
 
 ここで、私が考案した経済力学エントロピーの定義式を紹介します。
 
~ 経済力学エントロピーの定義式 ~
 
⊿edS = ⊿WMa / G
 
⊿edS = ⊿WMa / G = ⊿2.016s / G [J/G]
 
  ◦⊿edS:経済力学エントロピー
  ◦WMa:お金のする全ての仕事
  ◦G:お金の絶対的価値(ゴールド)
 
 この、私が考案した、経済力学エントロピー⊿edSが、実際に、お金の流れを生み出す源となる、エネルギーです。
 
 私は、この作品においても、できる限り、数式を用いない形での説明を心掛けるつもりなので、この、経済力学エントロピーの定義式についての説明は省略しますが、もし、この経済力学エントロピーの定義式の導き方を知りたい方がいらっしゃれば、ウェブサイトの「note」で、「経済力学」に関する、私、ひーろまっつん(松尾浩一)の作品を、ぜひ、ご覧になっていただければと思います。

 よろしくお願い致します。

 そして、もう一つ、私は、国家のお金の流れを三角形(トライアングル)で表す方法を見つけました。それについても、ぜひ、ここで、紹介したいと思います。

 上の図のように、国家、企業、国民の三角形の三つの辺に対するお金の流れを図示したものが、上の図です。

 この図においては、国からの国民の側への投資が、全く無いために、日本経済が、現在、バランスが取れずに、おかしな状態になっていることを表しています。

 この図に関しては、後で、より詳しい説明をするつもりですが、ここでは、紹介することを目的としているため、詳しい説明はしません。

 このように、私の研究によって、今後の日本経済を、回復に導く手立てを、きちんと示すことで、私は、私自身の研究の、そこが、最高到達点であると自負しながら、これからも、熱力学や物理学を用いた、日本経済に関する研究を進めていくつもりです。

 そして、ここからは、経済力学エントロピーを用いて、どのように、日本経済の諸問題に関する研究を進めていけるのかを、説明していきたいと思います。

 経済力学エントロピーは、経済において、お金を流す源となるエネルギーだということを述べましたが、そのことについて、ここで、その理由について説明したいと思います。

 熱力学エントロピーについて、ここで少しだけ説明したいと思います。

 熱力学エントロピーは、

 ⊿S=⊿Q/T  

  ◦⊿S:熱力学エントロピー[J/K]
  ◦⊿Q:熱量の変化[J]
  ◦T:絶対温度[K]

というようにあらわされる、物理学的な状態量です。
 
 つまり、熱力学エントロピーというのは、物理的な状態を表す物理量であり、状態量です。

 そして、この式で表される、熱力学エントロピー⊿Sという状態量は、体積変化のエネルギーであることを、私は発見しています。

 それは、熱量を絶対温度で割ると、実際に、体積を表すためですが、この時の、体積の変化量自体が、エネルギーを持っていることになるのです。

 そして、熱力学エントロピー⊿Sと、絶対温度の積は、

 ⊿ST=⊿Q

となりますが、この時の温度を絶対零度であるとすると、一体、どうなるのでしょうか? ここで、

 ⊿ST=⊿Q

の両辺を積分すると、熱力学エントロピーを考える場合のTは、一定なので、

 ST=Q (1)

となります。

 この場合において、絶対温度Tが、ゼロの場合なのですが、

この場合について考えると、数学的には、T=0の場合には、SK=0となってしまいます。しかし、ここで、エネルギー不変の法則という法則をご存じの方もいると思いますが、絶対温度がゼロだとしても、エネルギー自体は不変なので、ゼロにはなりません。

 つまり、(1)式は、

 S=Q  (2)

でなければならないのです。それは、エントロピーSも、熱量Qも、エネルギーだからです。つまり、絶対零度においては、この(2)式が成り立つことになります。 

 しかし、実際には、絶対温度T自体も、ゼロにはなり得ません。なぜならば、絶対温度Tも、エネルギーと関係する物理量だからです。つまり、絶対温度とは、エネルギーである熱量、または、仕事量を、単位体積で除した形の、実際に、エネルギーだからです。そのため、実際に、絶対温度は絶対に、ゼロにはなり得ない、状態量だと言われているのです。

 ここから、考えを深めていくと、熱量というのは、エントロピーと絶対温度の積で表せることから、熱力学エントロピーが起源となって、発生するエネルギーであることが理解できるために、絶対零度においては、エントロピーが起源となって発生するエネルギーは、熱量のみになることが、きちんと、理解できると思います。

 その理由は、絶対零度においては、電流が流れるときに、熱量と同時に発生する磁界による磁力(吸引力)は、発生しないためです。

 それは、絶対零度においては、物質分子の分子振動自体も止まるため、電子の流れの抵抗となるものが、存在しなくなるため、電子自体の摩擦も、起きなくなるためであると考えられると思います。

 つまり、この場合のエントロピーを起源とした熱量の発生は、実際には、エントロピーが発現する場合には、マイナスのエントロピー形態しか取らないために、マイナスのエントロピーであることになるため、

 -S=Q

となることが理解できます。

 それは、なぜならば、絶対温度の影響を全く受けない状態が、絶対零度であるからなのです。つまり、その事実から、物質の持つエントロピーに起因して、マイナスの熱力学エントロピーの発現によって、電流が流れ、その電子の流れの運動エネルギーが、熱量になることが、きちんと理解できるのです。

 そのような理由から、電流を引き起こす、起電力というエネルギーの基になっているエネルギーも、マイナスの熱力学エントロピーであることがきちんと理解できることになります。

 つまり、経済力学エントロピーを考えた場合にも、同様のことが言えることになります。

 経済力学エントロピーは、
 
⊿edS = ⊿WMa / G

⊿edS = ⊿WMa / G = ⊿2.016s / G [J/G]
 
 ◦⊿edS:経済力学エントロピー
 ◦WMa:お金のする全ての仕事
 ◦G:お金の絶対的価値(ゴールド)

 で表されます。この式において、熱力学エントロピーの定義式において、絶対温度に当たるのは、お金の絶対的価値Gです。

 つまり、この絶対的金銭価値Gも、絶対温度Tと同様に、絶対にゼロにはならない値ですが、ゼロになる場合について、きちんと、考えてみなければならないということになると思います。

 ここで、実際に絶対的金銭価値Gがゼロに近づくときのことを、実際に考えてみることにしましょう。

 絶対的金銭価値Gが、ゼロに近づくときを式で表すと、

 ⊿edS = ⊿WMa/lim (G→0)G

 と表すことができます。

 ここで、絶対的金銭価値が限りなくゼロに近づいた場合には、お金のする総仕事量⊿WMaが、限りなく大きくなることが理解できると思います。

 つまり、お金の増える速度も爆発的に大きくなり、金(ゴールド)の価値が、ほぼなくなることで、お金自体のする仕事も、お金自体の価値も、爆発的に大きくなることがわかります。

 その時の経済状態とは、完全に、過度のデフレスパイラル状態に陥った状態であろうことが推測できます。つまり、お金自体の価値が爆発的に大きくなり、物の価値がほとんどない状態であると言えると思います。

 つまり、本来、日本経済におけるデフレ状態というのは、日本の国にとっては、別段、困るような事態は、引き起こさないはずです。しかし、日銀が、バブル経済崩壊後に、金利をゼロに誘導する、ゼロ金利政策を採り、それを長年の間、継続してきたことが、大きな間違いだったのです。つまり、お金自体の価値が、高いのにも関わらず、ゼロ金利で、お金が全く増えない状態にすることを長年の間、ずっと行ってきたために、そこに矛盾が生じて、日本経済を衰退させる原因を作ったことになるのです。なぜならば、お金自体の持つエネルギーを、ゼロに設定して、それを長年の間継続してきたため、本来、お金がする仕事をほとんどさせないできたのですから、この30年間で、日本経済が、急激に衰退していったのは、当たり前のことだったのです。

 つまり、長年の間、日銀が間違った金融政策を行い続けてきたために、私達、一般国民が貧困化し、国民間の経済的格差をとても大きなものとすると共に、日本経済を、衰退させてきたことになるのです。

 そのように、日銀の、心底、間違った、金融政策が原因となって、わざと、日本経済を衰退させる結果を招いたと言えるのです。

 ここで、今度は、逆の場合、絶対的金銭価値が高騰した場合についても、実際に、考えてみることにしましょう。

 絶対的金銭価値Gが高騰した場合を、式で表すと、

 ⊿edS = ⊿WMa/lim(G→∞)G

 と表すことができます。

 この場合には、お金の仕事の価値が、ほぼなくなり、金価格が超高騰した状態です。

 この状態は、明らかに、今現在の日本の経済状態と、ほぼ同じ状態を表していると言えると思います。

 しかしながら、このGが無限大の状態というのは、お金の価値が、全くなくなる状態、つまり、お金が、紙屑同然である状態を表します。

 つまり、今は、その一歩手前の状態であるのと同じであると言えるでしょう。つまり、一歩間違えば、日本円は、紙屑同然になる可能性が、今は、とても大きい状態なのです。

 例えば、株価が、現在は、バブル期の最高値に迫る勢いですが、この現在の株価バブルが、もしも、一気に、弾け飛んだときには、一気に、金(ゴールド)の値段が急激な上昇となる可能性があります。

 その時には、誰も、金(ゴールド)の価格上昇を止めることはできないでしょう。

 もしも、その時が来たら、日本円は、紙屑同然になる危険を、はらんでいると言えるのです。

 そして、株価バブルは、やがては、必ず弾けるのです!

 もしも、そうなった場合に、日本の国は、日本国民に対して、一体、どのように責任を取るというのでしょうか?

 日本国民への国家賠償金を、国庫が、現在、所有している金(ゴールド)で、全て、支払うとでも言うのでしょうか?

 そして、その前段階である、今現在は、経済状態においては、国民には貧困が起こり、国民間の経済的格差が非常に大きくなると同時に、資本家だけが、大きな儲けを得ることができる状態です。

 しかし、もしも、株価バブルが弾け飛んだら、その時は、資本家は、莫大な損害を被ることにも、なりかねない、今は、状態でもあるのです!

 そのようなことからも、実際に、経済力学エントロピーについて、深く研究することで、このようなことが、実際に、手に取るように理解できるようになるということなのです。

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サポートありがとうございます!このお金を私は決して無駄には使いません。これからも、ぜひとも、見守っていてください。よろしくお願い致します。^_^