フレンチ・ディフェンスを指そう①
チェスのオープニング紹介、第3回はフレンチ・ディフェンス。
白にセンターからキングサイドを支配させる代わりに、黒はクイーンサイドを支配する。
現在、世界トップクラスで指されることは稀だが、19世紀前半から指されている伝統あるオープニングだ。
1. e4 e6 2.d4 d5
フレンチの出だし。白がセンターポーンを並べた瞬間に反撃する。
2. Nc3
ここでは、3.Nd2(タラッシュ・バリエーション)や3.e5(アドバンス・バリエーション)も有力。
3...Bb4
ここでは、3...Nf6(クラシカル・バリエーション)も有力。
また、3...dxe4(ルービンシュタイン・バリエーション)もある。
3...Bb4の局面はビナベル・バリエーションと呼ばれており、かつては世界選手権、スミスロフvsボトビニクでも指されていた変化である。
3. e5 c5 5.a3 Bxc3
黒はビショップとナイトのやや損な交換であるが、代わりに白にダブルポーンを持たせる。
またここでは、5.Ba5もあり、私も公式戦で指されたことがある。
6.bxc3 Ne7
以下、7.Qg4や7.Nf3などが有力である。
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