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新作は見送り&漫画また描いてみたい

 RPGツクールMVTrinityですが、ネットの評価や実情を鑑みて、悩みましたが 買うのを見送りました。まあ、PCでの自作ゲームもまだまだ全然完成に遠い状態ですしね……一本も完成させずにホイホイ新作に飛びついてたら 昔の自分に逆戻り……。

 さて、つい昨日ですが SNS上でのやり取りで僕が7年ほど前に初めて漫画に挑戦した、作品を創った話題になって……「なにそれ 見たい」と言ってくれた人がいたのをきっかけに 昨夜は当時の生原稿を押し入れでサルベージしようとしましたw

 残念ながら 大型封筒に入れて管理してたはずの原稿は見つからず……目立つ場所に保管してたはずなんだけどなあ。

 しかし 印刷・製本した状態の本は見つかったので カメラで撮って公開しました。

 素人が初めて作った、中二心満載の漫画。もう黒歴史も黒歴史、特大黒歴史ですよw

 まず 製本も上手くいってない。中身だけB4で表紙がA4。なんでやねん。

 普通に気付いて、同人誌即売会に出す前に直すところを、7年前の自分は問題に思わなかったみたいです……持病故か、よっぽど視野が狭かったんだな……。

 内容はSFファンタジーの冒険活劇。少年誌とかでよくあるようなノリの漫画を目指しました。なんと表紙も含めて30ページ! 

 イベントまでに間に合いそうになかったので 人生で初めて徹夜した記憶があります。不摂生よくない……でも当時の自分はどこか「僕って漫画家らしい!」と妙にウキウキしてた思い出が。

 イベントでの評判は言わずもがな鳴かず飛ばず。物語の第一話を一冊の本にして、画力が低かったことを悔やんでいた当時の僕は、続く第二話で「とにかく描き込みを深くしてやろう。そして丁寧にやろう。そうすれば少しは見ごたえがあるだろう……」などと意気込んだものの、原稿の途中で何かの理由で筆を折り、そのまま続きが描かれないまま……今に至ります。

 あとから絵心のある人にもその途中の原稿を見てもらいましたが、「技巧に囚われている」と言われました。そこからテクニック第一主義みたいな考え方はやめて 作画作業そのものを楽しむ気持ちだとか、気持ちの入れ方に重きを置くようにし始めました。

 それからは断続的にしばらく、意識してもなかなか絵を描くことを楽しめなかったのですが……去年の初め頃 先述の絵心ある人から𠮟咤激励を受け、そこから 一度あらゆるこだわりを手放して とにかく無心で絵を描きました。描く手段も「自分が楽だ」と感じるやり方(僕の場合はデジタルの作画)で続けた結果……今はデジタルにしろアナログにしろ毎日絵を描いています。当然 数をこなせば絵自体は上手になる。

 でも それ以上に 描くことそのものを楽しめるようになった己の変化に、今振り返っても驚きます。ここ2年近くでそこそこ描き慣れ、妙なコンプレックスも徐々に薄らいでいきました。

 そこへ 過去の自分からの呼び声……そう。中二心満載で描いたへたくそな漫画を思い出した時ですよ。

「また、漫画描きたいな……」

 ふと そう思ったのです……いや、実際は結構前からまた描きたいとは思ったのですが、まあいいか、と別の創作に取り組んでいたのでした。

 しかし……そういったことを思う度に つくづく自分は節操がないなあ、と思います。

 絵を描いてて、ゲームも作りたくて、小説も書きたい(ちなみに7年前の漫画は小説でリライトしようと試みてます)、朗読も上手くなりたい、その上漫画も……普通 どれかひとつですよね。酷く欲張りだな、と自分でも呆れます。

 この手の問題では 作業所の代表に「そんなに思い悩まずとも、自然と貴方の望む形でジャンルは絞られます!」と言ってもらえて、すとん、と胸に落ちたのですが……肝心の「ジャンルを絞る時」その心境の変化がいつ来るのかが全く分からないので 酷くじれったい気持ちです。

 周りなどは「まあ そんなに意識して咎めなくても自然体で自由に創作すればいいんじゃあないの」とも言ってもらえるのですが……自分ではなかなか捨てきれない、でももっとひとつのことに集中したい気持ちもある……ああ~、ジレンマ。


 でも。


「いつか、漫画描きたいな」


 その気持ちだけは今 現在ある。


 当分 こんな宙ぶらりんな煩悶は続くのでしょう。

 でもせめて……『何かを創りたい!』


 別にプロの作家としてそれで食べていくわけでなく、趣味の延長なのですが……

 その気持ちだけは大事に持って過ごしたいですね。

 一生、創作者でいるぜー!!

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