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【Day24(22/1/27)】スタートアップと若さについての省察

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入社してから毎日の日々についてまとめたマガジンは↓こちら↓になります。ご笑覧いただけましたら嬉しいです。

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先日ある企業の方々とお話しした際に、「いやーみなさんお若いですね!」という話が出て、「そうかそういう風に見えるのか」とハッとしたという経験がありました。

そこで、本日はそもそも日本企業の平均年齢がどのくらいなのかについて調べることで、スタートアップで働く人たちは若いのかについてまとめてつつ、年齢について少し考察をしていきます。

●上場企業の平均年齢について

まず上場企業全体の平均年齢についてですが、東京商工リサーチさんの2020年の調査によると、2020年3月期決算の上場企業1,792社の平均年齢(中央値)は41.4歳とのことです。

(出典)「2020年3月期決算 上場企業1,792社 「従業員平均年齢」調査

なお、Yahoo!ファイナンスでは、全上場企業について様々な項目で並び変えることができるのですが、平均年齢でソートをかけてみると、現在日本で一番平均年齢が高い会社はSIホールディングス(株)で平均年齢63歳、逆に一番低い会社は(株)エリアクエストで平均年齢25.5歳でした。

(出典)「Yahoo!ファイナンス

●代表的スタートアップ各社の平均年齢

東証一部だけ、東証マザーズだけと限定した平均年齢データがあると思っていたのですが、見つけられなかったので、ひとまず断念し、上場している代表的なスタートアップ各社をピックアップして調べてみます。
※以下出典は全てYahoo!ファイナンス(アクセス日:2022/01/28)

(株)メルカリ 33.5歳
ビジョナル(株) 39.8歳
フリー(株) 32.9歳
弁護士ドットコム(株) 34.8歳
Sansan(株) 32.3歳
(株)マネーフォワード 33.3歳

といった数値が出てまいりました。やはり全体平均からしても平均年齢が低い傾向があるようです。これはテクノロジーカンパニーだから若い方が集まりやすかったり、社風の兼ね合いだったり、と様々な背景があると思います。そして推測ですが、上場していないスタートアップを含めるともっと平均年齢が若くなるのではないでしょうか。ちなみに、弊社の平均年齢は29歳くらいです。

●時価総額上位5社の平均年齢

折角なので日本を代表する企業の平均年齢も調べてみます。時価総額順に5社ほどピックアップいたします。

トヨタ自動車(株) 40.0歳
ソニーグループ(株) 42.2歳
(株)キーエンス 35.8歳
日本電信電話(株) 41.8歳
(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ 38.3歳

5社だけの情報ですが、やはりスタートアップの方が多少平均年齢が低くなる傾向があるように思います。IT分野だから年齢が低いだけという可能性を考察できていないのでここはまた改めて時間をとって調べていきます。また米国含めて海外の事情がどうなっているかについても今後調べていこうと思います。

●まとめ

若いからよいということは全くないと思いますし、そもそもこうやって平均年齢を開示しなければならないことは望ましいことなのだろうかとも思います。きっと哲学・思想として開示をしたくない企業もあるのではないでしょうか。

年齢という基準ではない形で評価をし、評価をされる状態へと脱皮していくことがとても大切なことだと思います。

米ハーバード・ビジネス・レビュー誌の調査によると、創業後5年の成長率でトップ0.1%に入った米国のスタートアップの創業者たちの、創業時平均年齢は45歳とのことです。若いか革新を起こせるとか、挑戦できるとか、頭な柔軟であるとかそういうわけではないという一つの証になるのではないでしょうか。

以下の例は少々極端な例ですし、アメリカでは「年齢差別をされた」といって企業を提訴するような事案もあるようです。アメリカというお国柄もあるとは思いますが、参考にしなければならないなと思いました。

(出典)「40歳以上は「古くさい」? 64歳エンジニア、年齢差別されたとグーグルを提訴

採用に携わる人間として、これからの時代を生きる人間として、とにかく大切にすべきなのは、生き様であり、人柄であり、スキルであり経験であると改めて肝に銘じていきます。

最後まで読んでくださり誠にありがとうございました。

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