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【Day37(22/2/9】転職エージェントガチャの恐怖

最近●●ガチャという言い回しをよく聞くようになりました。親ガチャに始まり、上司ガチャ、隣人ガチャ、国ガチャ、顔ガチャなどなど例をあげだしたらキリがありません。

仕事を通じて毎日様々な方とお話ししていると転職活動において「転職エージェントガチャ」に苦しめられている方としばしば出会います。

「許可もなくレジュメをばらまかれた」
「話を聞かず、一方的に考えを押し付けてくる」
「エントリーするといってから全く連絡が返ってこない」
「要望に全く沿っていない案件を大量に送り付けてくる」
「エージェント都合で無理やりオファーの回答期限を区切ってクロージングをかけてくる」

などなど、様々な悲鳴が聞こえてきます。

転職エージェントとの出会いは結構運要素が強いので、ここにどれだけメスを入れられるかがポイントかなと思います。それはつまり、転職を希望されている方と転職エージェント側の情報の非対称性を解消し、情報の透明性を高めブラックボックスを排除していくことがポイントになります。

例えば、ビズリーチではエージェントにスコアが付与されているので、その数字を判断材料にすることは可能です。ただ、あのスコアが高いからといってエージェントとして優秀かというと必ずしもそうではないので、あくまで一参考指標に過ぎないと思って参考にすべきでしょう。しかし転職・採用の民主化に寄与していることは間違いないので、本当に偉大なサービスだとはもちろん思います。

大手のエージェントだから優秀なエージェントが多いわけでもないですし、その逆もしかり。そして優秀なエージェントが自分に合うとも限りません。つまり自分にフィットしたエージェントを見つけるのは現状ではかなり困難ですし、「ガチャ」になってしまわざるをえない状況にあります。こうして、エージェントは接点を作るために手あたり次第スカウトを送り、受け手は情報の多さにうんざりし、なんとなくでエージェントを選び、時に悲劇に見舞われます。

なんてロスが多く、非効率なのだろうか。当事者としても嫌になることが常日頃からあります。このようにエージェントと転職希望者のマッチングについてはまだまだいくらでも改善の余地があります。

企業と転職希望者が直接出会えるようになっていく中で、エージェントは嫌でも勝手に淘汰されていくとは思うのですが、とはいえ完全になくなることはないでしょうし、エージェントの存在価値は間違いあるので一定の役割は今後も担い続けていくと考えます。

このように考えていくと、「転職エージェントガチャ」をいかに解消するのかというテーマはやはり一考に値する重要な問題といえそうです。

個々人でできる「転職エージェントガチャ」の回避方法としては、(面倒ですが)多くのエージェントと話すというのが究極的には一番良い気がします。完璧にフィットする方はいないので、最後はきめの問題ですが、まずは緩やかに関係を作り、探るために30分くらい話してみるというのをお勧めします。

そして、そもそも転職エージェントにはあまり期待せず、依存しないようにする前提で動いていくのが良いかと思います。現状では良いエージェントに出会えたらラッキーくらいに思って活動していくのがちょうど良いかと思います。

いろんなガチャができる限りなくなるか、もしくはガチャには失敗してしまってもいくらでもリカバリーが利く社会を創っていかねばと思いつつ、今日は筆をおきます。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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