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桜坂劇場にてZARDのライブツアー映像を鑑賞する。

桜坂劇場での「ZARD 30th Anniversary YEAR ZARD LIVE 2004『What a beautiful moment Tour』Full HD Edition」を観てきました。

これから観る方はネタバレになるので、ご注意ください。

2004年のライブツアーの映像なんです。
当日朝9:20から整理券付き入場券の発売があり、朝から買いに行く必要があるのかわからなかったのですが、行ってきました。
9:20分過ぎに着いたら整理券は21番でした。
小学校の頃から好きなZARD。Mステで歌っている姿を見たことがありますが、ZARDのライブとはどんなものなのか。坂井さん亡き今は生で観ることは叶わないので、このライブ映像はとても貴重です。

雨の中、再び桜坂へ。
ひたすら「もう少しあと少し…」を歌いながら向かうのでした。
会場は、結構年齢層が高く、30代~60代という印象。男女比は半々、もしくは6:4という感じでした。
昨今のコロナのこともあり、人が密集したら困ると思っていたのですが、ほどよい間隔でみんな座ることができてよかったです。

19:00になり、いよいよ上映。
オープニングは、「永遠」のオーケストラ演奏に乗せた、「永遠」のMVでおなじみの海外の広い道を青い車が走っていく映像でした。
「揺れる想い」で登場した坂井さんは、黒のTシャツに黒のパンツスーツ。
髪をひとつに結んでいました。
温かくハリのある声はCDと同じく、しかしCDで聴くより声量があるのです。
続いて「この愛に泳ぎ疲れても」「もう少しあと少し…」とたたみかけます。
バンドメンバーは10名以上いて、サックスやバイオリンの方もいます。
コーラスも4名いて豪華な編成でした。

アコースティックギター1本と坂井さんの歌によるコーナーを経て、中盤は「心を開いて」「あなたを感じていたい」「愛が見えない」で盛り上げます。
「心を開いて」は、わたしが高校生か大学生の時、NHK-FM「ミュージックスクエア」でリスナーが選ぶ好きなZARDの歌ランキングを発表した時、「負けないで」「揺れる想い」というヒット曲を抑え、1位に輝いたことが思い出されます。
歌詞が飛ぶ場面もあり、ライブならではというおもしろさがあります。

後半では「君がいない」「マイフレンド」「負けないで」と続きます。
坂井さんの孤独や人付き合いの難しさ、都会の忙しさを描き、夏や海のある風景が好きだということをうかがい知れる歌詞の世界を堪能しました。

アンコールはデビュー曲「Good-bye my loneliness」をはじめとした3曲を演奏のみでお届け。各メンバーのソロが楽しめました。
それから白いニットを着た坂井さんが登場し、最後は「Don’t you see!」で締めくくられました。
「また会いましょう」と坂井さんは言ってステージを後にしたのでした。

会いたかったですね。CDジャケットのイメージ通りの、控えめだけど凛とした姿に。
このツアーの頃の坂井さんは30代後半で今のわたしと同じような年齢だったんですね。
2004年は、わたしにとっては良くも悪くもとても印象深い年で、坂井さんも初のライブツアーをしてとても充実した1年だったんだろうな、と坂井さんと自分を重ねて、いろいろ考えさせられました。

2007年に坂井さんは他界されますが、その時わたしは東京に住んでいました。
告別式があってファンも参加できると知っていたのですが、すごく怖かったです。
坂井さんが亡くなったことを現実として受け止めたくなかったので、告別式に行こうと思えば行けたのに、足が向かなかったです。テレビのニュースで見ていただけでした。

映像化ということで、カットされた曲もあるのでしょうか。
「サヨナラは今もこの胸に居ます」「君に逢いたくなったら…」「永遠」も聴きたかったです。

小雨の中、「My baby grand」をひたすら歌いながら帰路につきました。

桜坂劇場にて、明日3/29(日)も19:00から上映されますよ。

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