続続・椎茸ソバ
続・椎茸ソバ、続きです。
ということでですね、数年越しで気になり続けていた椎茸ソバをたのむ絶好のタイミングがやってきたのでした。
ここで話がようやく『椎茸ソバ』の冒頭に戻るわけですが（やっとか！）、まだお読みになっていない方は是非こちらからどうぞ↓
（ちなみに続・椎茸ソバはこちら↓）
常に行列になっている二葉の前をある日たまたま通ったら、珍しいことにまったく行列がなかったわけですよ。その様子を見た瞬間ふわっとゾーンに入ったというか、一ミリの迷いもなくスッと二葉の扉を私は開いていたのでした。チャンスは一瞬といいますが、振り返ってみるとこの瞬間がまさにその一瞬だったのだと実感します。
さて、ゾーンに入った私は流れるようにすぐそこの席に着席し、姐御と挨拶を交わすとおもむろにテーブルの上のメニューを手に取り椎茸ソバの箇所を指差して
『これお願いします』
なんと！この一連の流れに自分で自分にびっくりでした。無の境地というか何かに突き動かされているというか、てゆーかなに今の頼み方？こんな頼み方を無意識でスルッとした自分が謎で仕方ありませんでしたが、そうですよ。長年椎茸ソバに憧れていたと同時に、椎茸ソバを頼むと私は必然的に『椎茸ソバ女』になってしまうということが自分の中にセットで刻まれていたんですね。それゆえ『椎茸ソバ』と発音せず誰に聞かれることもなく注文するという案が私の無意識下で長い年月をかけて作り上げられていたのだと思います。おそるべし私の無意識下！しかし次の瞬間姐御のよく通る声で、
『シータケソバーッ！！』
これまたそうでした。姐御が口頭で厨房に注文を伝達するのが二葉流なのでした。ヒィィ！私の無意識下の作戦はあっけなく砕け散りました。まぁでも珍しく人が何人もいなかったので私が『椎茸ソバ女』になる率もごくわずかということでよしとしました。
ということでミヤネ屋を見ながらしばし待っていると、『しいたけそばおまたせしましたぁ』の姐の声とともに
キターッ！！！！
おぉぉ〜椎茸ソバというだけあって椎茸がゴロゴロ入っています。ちなみに写真の中央にあるのは椎茸に見せかけてキクラゲです。
なるほど、こう来たか。私の予想では
①あんかけ系
②干し椎茸系
でしたが、いづれでもありませんでした。なるほどなるほどと思いながらさっそくレンゲでスープを一口啜ってみると
めちゃくちゃシイタケやんっ！！
これはうまい！椎茸エキス出まくりです。スープの色が濃いのは椎茸成分ですね。椎茸ソバのスープを一口すすっただけで『祝・100点満点！』と書かれた垂れ幕が私の頭上にパッと掲げられました。
さて、肝心の椎茸はどうだろうか。このゴロゴロとした椎茸の一つをぴょいと口に放り込んでみると、
めちゃくちゃシイタケやんっ！！
まぁそれはそうですね、椎茸ですから。でもね、これがめちゃうまなのです。めちゃくちゃジューシー。とぅるとぅるじゅわ〜です。止まらなくなりここで立て続けに４個連続で椎茸を食しました。椎茸美味しいよぉ！もう、マタンゴを余裕で超えるレベルの美味しさです。
ということで椎茸がたくさんのっているのでもったいぶることなくワシワシと食べ、だいぶ椎茸が減ったところで『そうだ麺だよ！』と麺をズズズとやってみたところ、なんと中にも
めちゃくちゃシイタケ入ってるやんっ！！
ちょっとスゴい量です。上部にゴロゴロとしていた椎茸は半分か1/4カットみたいなコロコロ系でしたが、麺の中から出て来たのはスライス系、さらに食べ進めるとまたコロコロ系も出てくる。とにかく掘っても掘っても
めちゃくちゃシイタケが出てくるっ！！
これでもかというくらいの椎茸量、さすが『椎茸ソバ』と言っているだけありますよ。ラーメン丼を縦に割った断面図を見たらおそらく椎茸の層がよくわかると思います。そして今までなぜ肉ソバと並んでいるのか謎でしたが、これを見て激しく納得、肉に匹敵する椎茸づくしです。さらに二葉らしくラーメン全体がけっこう量たっぷりということもあってどこまでもどこまでも掘り続ける感じがするというか、ゆえに食べ終わった時の達成感がこれまたスゴい。登頂成功といった感じです。ごちそうさまでなく『やったー！』と叫びたくなりました。
私が何年も注目し続けて来た椎茸ソバは、そんなガッツリたっぷり椎茸バンバンのラーメン、というよりももはやラーメンを超えた『椎茸』でありました。椎茸をはじめキノコ好きの人には心の底からめちゃくちゃオススメです。
結論: 椎茸ソバはサイコー！
もう自ら『椎茸ソバ女』と名乗ろうかしら。
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5月のライブの様子をちょこっと！
ヒロコフォンビールタイム＠立川ジェシージェイムス 『今日はどこへ行こう』with 羽立光孝
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