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映画『マタンゴ』

キノコは美味しい。
昨日、私はキノコが食べたいなぁと思ってエリンギを買いました。キノコの中ではダントツで舞茸が好きですが、昨日はなんとなくエリンギだったのです。エリンギな気分。
普通に買えるキノコの種類は増えました。エリンギだって今や定番というかいつでもどこでも普通に買えるけれど、なんというかあれはある時ふっと突然現れたイメージですよ、私の中では。耳慣れないネーミングだし、しかもカタカナだし、しかもタケって付かないし。しばらくの間エリンギでなくエンリギだと勘違いしながら遠巻きに見ていた私でした。
それほど警戒していたはずなのに、いつのまにかなんてことなく『今日はエリンギを買おう』とか普通に思ってるのですから、慣れるってスゴいことですねー。それとも我々の生活に浸透してくるキノコのパワーがスゴいのか……。

ところで、おとといTSUTAYAから映画『マタンゴ』を借りてきて観ました。日本の古い映画でジャンル的には特撮ホラーと言われてますが、キノコ(マタンゴ)を食べるとキノコになっちゃうという話です(ネタバレごめんよー!)。こわいですねー。

場所は無人島で抜け出せないし、キノコを食べるか餓死するかの究極の二択をせまられた時、人はどうなっちゃうのか。『美味しいわよぉ』と誘ってくる仲間も恐怖だし、しかもそのキノコがめっちゃ美味しいときたらもう何が正解かわからなくなりますねぇ。と言うか、人はある意味そうなった時にはじめて強いキャラを放ち始めるものなのだなーと鼻息フンフンで観たわけですが、ハッと気づいてみれば私も映画を見たその翌日、エリンギを炒めておいしいなーとむしゃむしゃ食べていたという……。

ヒェーッ!!

知らぬ間に私もマタンゴに取り込まれてしまったのか?

…でも、

マタンゴ炒め、おいしいわよぉ〜


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