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あの日、なりたかった自分

こんにちは。
具現化コーチの、はらひろこです。

人はなりたい「自分」を、いつも潜在意識下では選んでいるのですよ、というお話。

(今日は私の個人的ポエム?エッセイ?です。
何故今の生き方を叶えたのか?の原点のお話。)



私が小学校三年生だった時、フジテレビで「ちびまるこちゃん」の放送が開始されたんです。

確か、「私は小学校三年生の女の子です」という予告(?)が放映されていて、第一回目はそんな風に始まったような記憶がある…(うる覚えだけど)

同じ年の女の子のお話、ということで、何故か妙な親近感を覚えて、いつも日曜日は楽しみにしていました。

そうやって、作者のさくらももこさんの人気が出た後に、さくらさんのエッセイが発売されまして、私はお小遣いでそれを買いました。


そのエッセイを読んで、当時の私には強烈に印象に残ってるシーンがあるのですが、それはさくらももこさんがコタツで漫画を描いていて、外は雪が降っているシーン。

外はかなり大雪でね、降り積もっているんです。
そこを通勤のサラリーマンのおじさんが歩いていくんですが、慣れない雪でおじさんは足を滑らせるんですよね。

丁度さくらももこさんは家の中からその風景を見ていて、「ひっひっひ…私は温かい家の中で漫画が描けて幸せだよ」とニヤリと笑うシーンがあって。

子供だった私は、そのワンシーンで、「漫画家っていいね!!!」と興奮したのでした(単純)

当時は潜在意識なんて知らなかったのですが、今考えると恐らく強烈に、「寒い冬の日も、温かくて快適な家の中で好きなことを仕事にする」という人間になりたくなったのだと思います。

(漫画家という職業にずっとなりたいと思っていたのだが、その職業を通して得たい本質的なことは、こういう生き方であった)

だから「こういう生き方をする!」って多分無意識に決めた(無意識にオーダー出した)のが、この時。



そこから大人になって(以前noteやブログでも書いてきたけど)、20代後半でブラック企業勤務から鬱になり&更に同時に婚約破棄&身内が死去、という三重の絶望を味わったことから突然過呼吸やら鬱に苦しむ日々が始まり、会社を辞めざるをえなくなりました。

この時代は本当に苦しくて、社会を呪い、自分を呪うような気持ちで、かろうじて生きていたような日々でした。

あまりにも辛くて、他にやることもなくて、追い詰められた時にふと思いついたことは、【かつて思い描いた「寒い冬の日も、温かくて快適な家の中で好きなことを仕事にする」を叶えるなら今がチャンスだな!?】でした。笑



そうやって私の自分ビジネス人生はスタートを切ったのですが、この時のことを今の自分から解析して見るとね、

さくらももこさんのように自宅で仕事をする人生を実現させたくて、その思いを小さい頃から強烈に抱いていたからこそ、

敢えて鬱になることを無意識で選んでいた

そして

そうやってハードに自分を追い込んでギブアップさせないと、会社を辞めて自営業になる覚悟が出来なかった

のだと思います。

そう、小さかったあの頃、「さくらももこさんみたいになりたい」と思った願いが、無意識でオーダーとして出ていて、それをちゃんと叶えてきたんです。

例え鬱だろうと、どんなに苦しかろうと、人生に絶望しようと、具現化は必ず(100%)するんです。


皆苦しい時は気付かないことがあるのだけど、人はこうやって、苦しいこと悲しいこと絶望することも、実はそれがないと覚悟が出来ないことがあるんです。

そうやって自分が根底から生まれ変わるような痛みを越えてでも、潜在意識という無意識領域は必ず(!)「望んでいたゴール」に連れて行ってくれる。

(ここまでの痛みや葛藤を抱えなくても、楽に進めるように、私のようなコーチやコンサルは存在するのですよ。だから頼ってねw)



今、私は小さい時に望んでいた環境で、のんびりじっくりお仕事して、のほほ~んとする生き方を叶えました。

どんなに外側が変わっても、私はこの働き方が好きだし、この軸だけは今後もブラさないでしょう 笑

小さい時に、さくらももこさんの本と出会えて良かったし、今となれば色々と苦労して葛藤しつつも、なりたかった自分を選んで、そちらの方向へ人生の舵を進めてきた自分を、ちょっぴり誇らしく思っています。



先日横浜で開催されてるさくらももこ展に開催初日に行って、半泣きで(感動しすぎて)原画を見ながらじんわり様々な感情を感じてきたのでした。

小さい頃の原点が、確かにそこにあったよ。


▼これ、今回の展示のクリアファイルなんだけど、なんて素敵!▼

(小さなまる子が、大人になった自分(さくらももこ)に会いに行く話。大人の自分に、「毎日楽しい?」って聞いて、さくらももこが「んっ」って笑顔で頷くの。あたしゃ号泣だよ~)


※余談※
さくらももこさんが亡くなったというニュースが流れた日、そうとは知らずに私はたまたま静岡の清水に行っており、急遽ちびまる子ちゃんランドへ行って、御記帳してきた。何だか人生の節目節目で、勝手にご縁を感じているのであります(まるこよ、ありがとう)


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