老い!老い!老い!~プチ介護、スタート④~
ところが翌朝、母の家に来てみると、注意事項を書いた紙が全て剥がされていて、しかもゴミ箱に捨てられているではないか。
剥がせないように高い位置に貼っても、ベッドで立ち上がったり、引き出しの上に乗って手を伸ばして剥がして、そしてゴミ箱に捨ててしまう。
数回貼り直したりしていたが、毎朝ゴミ箱に捨てられている紙を見つけるのも私がしんどいし、母が高い位置に貼ってある紙を剝がそうとして転落しても怖いので、姉が段ボールにデカデカと書いた「背骨を骨折しています!」という雑なメッセージ以外は貼るのを諦めた。
背骨の骨折の方は、何とか痛み止めを飲んだものの、痛くて痛くて仕方がないという状態ではないようだ。だからますます自分が背骨を骨折していることも忘れてしまうのだろう。
背骨の骨折も心配だが、母のもの忘れが骨折が治ることに悪い影響を及ぼしそうで、そちらの方が心配になってきた。
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