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あなたの仕事が私の仕事を支えている、という思い出

伝票69件ノンストップ手書きの巻。もっと早く終わるかと思ったら4時間半経過してた。ちょっと手が痛い。
特に書きすぎた『那覇市』は今ゲシュタルト崩壊してる。笑

書きながら、大学の事務所で働いていた頃のことを思い出していた。

内部の方も外部の方も、配達配送の方たちはだいたい決まった時間に郵便物を届けてくれる。毎日。私はそれを受け取って、よく納品書にハンコを押した。
郵便系の業務の方たちとはわりと仲良い方だったと思う。今でも仲良しの方もいるし、何かと気にかけて可愛がっていただいた、今はなき恩人もいる。

あの頃、配送の方はすごいな、としみじみ思っていた。
出勤途中に、別部署の前でトラック後部を開けて荷物を取り出すいつもの担当の方を見かける。その1時間後ぐらいに、その方がうちの部署に荷物を届けに来てくれる。夕方退勤し、同じ方がまだ荷物を運んでいるのを見ながら家路をゆく。
勤務時間の詳細を私は知らないけど、労基法的に大丈夫か。体は大丈夫か。アス◯ルのA4用紙5000枚の箱だけでも今週いったいいくつ運んだんだろうか。とかよく思った。

彼らは私がクーラーの効いたフロアでデスクに座っている間も、誰かが待ちわびている何かを常に物理的に届け続けている。
部署の入口、カウンターの近くにデスクがあるなど、彼らと日頃接点がないと当然顔を覚えないので、「ああ他社の配達の人か」と素通りしかねないのだけど、実は自分たちが使う必需品を毎日毎日届けてくれている、つまり自分たちの業務を回してくれている重要人物。

・・・ということを、配達の方たちと接点が多いポジションにいたことで知れたのは幸せだったなぁと思う。そうでなければ、仕事についてもっと世間知らずだったと思うし、彼らの1日を想像できないぐらい鈍感なままだったかもしれない。

なんかジョージアのCMのコピーを思い出してしまう。その通りだと思いますよ。
「世界は誰かの仕事でできている」
そして
あなたの仕事が私の仕事を支えてたんですね、と気づける時って嬉しいよなぁ、と思った夜です。

ありがとうございます!糧にさせていただきます。