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さじ加減は料理も仕事も生き方にも大事

夫が釣り好きで、先日、小アジをたくさん連れて帰ってきました。
素揚げにして南蛮漬け。
そして、甘露煮を作りました。

我が家は、とても、薄味です。
どうやら息子達には不評のようなのですが、変えるつもりはありません。
取り分けた後に自分で調味料を足して調節することはできますが、薄くすることはできませんから。

甘露煮を作る時、「こんなに入れて大丈夫か?」と感じるくらいの調味料を使いました。
それでも、思ったほど濃くはなりませんでした。

さじ加減、っていう言葉がありますけど。
なんか、いろんな面で、それがよくわかってないな...って思います。


遠慮しなくていいのに。
って、言われることが、よくあります。

自分では、こんなことお願いしたら図々しくないかな...って感じるのに。

図々しいかな、嫌がられないかな、困らせないかな、迷惑じゃないかな。

そんなことが気になって、ストレートにお願いするって、なかなかできないのです。

でも、お願いしなきゃ何一つできないんですよ。
情けないくらい。
悲しいくらい。

けれど、お願いしなきゃできないから、思いがけないほど面白いことにも出逢えるし。
思ってもみなかったことが現実にできるようになったりも、するのです。

一人でできることなんて、たいしたことない。


お願いすることを、もっと上手にできるようになりたいなと思います。
適切に頼ること。
頼り加減を、知ること。

実際に人とのかかわりの中でしか積めない経験です。
若い頃には、そんな経験は積みたいとも思ってなかったんです。
むしろ、一人孤高に淡々とやりきることを目指してました。
それが一番美しい在り方だと思っていた。

若い頃...というか。
比較的最近まで。

ああ、この信念は違ったな...って、感じ始めたのが10年くらい前でしょうか。
わかってきて、行動にも反映しはじめたのは、せいぜい数年前です。

関係性のさじ加減経験を積むには、ちょっと遅かったなー。
でも、まだまだ、手遅れではない。

たまに濃い味の方が適している時には、ちゃんと濃い味に作れるように。
レシピ通りとか計量とかが、そもそもできないので失敗ばっかりなのですが。
それもまた、私の生き方そのものかもね。


あ。
甘露煮は、一旦冷ました後に手直しをしまして。
いい感じに仕上がりました。





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