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スザニの刺し方(ステッチ)〜ボスマ(3)

ボスマ(ブハラ・コーチング・ステッチ)の仕組みは「渡した糸を留めて表現するステッチ」とシンプル、スザニにはボスマのバリエーションが見られます。
今回はボスマの基本を刺してみます。

小さなステッチで留めるボスマ

スザニの刺し方(ステッチ)〜ボスマ(2)」の続きです。
下の「19世紀のスザニ」の部分アップを見てみましょう。まず、文様の幅いっぱいに糸を渡し、小さなステッチで等間隔に留めながら戻っています。布が見えないように隙間なく刺繍されています。小さなステッチは少しずつずらして刺してあるため、まるで織物のように感じられるかもしれません。


19世紀のスザニ(表・部分) 広島県立美術館蔵

さあ、お手本目指して刺してみます。
今回のサンプルは木綿布に25番刺繍糸6本どり(伝統的なスザニの刺繍糸は絹糸が使われます)でザクザク刺しました。

ボスマのサンプル(表面)
ボスマのサンプル(裏面)

表面に出るステッチ量が少ない分、裏面にたくさんの糸が出ました。
布地が見えない密度で均一なステッチを繰り返すことを楽しみましょう。

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