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関東のトレーニング名所 「富津」 2019/11/21

秋から冬に季節が変わりつつある今日この頃、僕は富津にいる。

ああ、富津ね。

そう思ったあなたは、陸上関係者あるいはそれに準ずるひとだと思う。
「千葉県富津市」は陸上の長距離関係者ならお馴染みのトレーニング場所である。
内房総半島に位置しているこの場所は気候も比較的穏やかで、車通りの少ない平坦な「富津公園のランニングコース」はロードワークには持ってこいだ。信号待ちもなく、防砂林に囲まれたこの場所はとても走りやすい。
近くの公園には陸上競技場やクロスカントリーコースもあり、トレーニング環境としてはとても充実している。
また海のすぐそばに位置しているため、潮風の香りが鼻をついて海が感じられる、そんな場所である。

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(富津岬にあるタワー 階段を登ると海が一望できます)

東京からはアクアラインを通って約1時間半から2時間ほどでアクセスできるため、関東近郊の大学や実業団チームが多数訪れる。
特にこの時期は、箱根駅伝やNY駅伝といった重要なレースに向けて、この富津で合宿を組むチームが多く存在する。
普段はレースで華やかな走りを魅せる選手たちも、この時期は険しい表情で泥臭い練習に取り組んでいる。そんな選手の様子が一目みたい方はこの時期の週末に一度富津を訪れてみると、必ずといっていいほど、どこかのチームに所属するランナーをみることができるだろう。
そのときはランナーの走りを見たあとに、近場のお店で穴子天丼を食べて帰るのもいい休日の過ごし方かもしれない。富津は穴子が有名な土地だ。あるいは、木更津アウトレットパークに行ってショッピングを楽しむのもいいだろう。

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(富津にある名店 大定さん 写真はHP引用)

話を戻して、
この時期のトレーニングというのは非常に重要な位置を占める。
11月のレースに出場しつつ、お正月のレースに向けて追い込める練習ができる時期というのはある程度限られてくるからである。
チームによってトレーニングスケジュールは異なるが、11月下旬から12月中旬を強化期間と位置付けてトレーニングスケジュールを組んでいるチームは多いと思う。
レースに向けてのもう一押しをする、そんな時期なのだ。この時期にきちんとトレーニングが出来ているといいお正月を迎えられるだろう。

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(今年のお正月に作った雪だるま 中央大学の皆さん、お正月は応援しています)

大学生の時に、初めて富津に来てからもう10年が経った。
あの時期はこんな気持ちだったな
と、この場所にくるとその時々のことを思い起こすことがある。

あのときの11月は
脚を痛めていて、絶望的な気分だったなとか
あのときは、
はじめてあれだけいい練習がこなせて自信になったなとか

陸上競技に取り組んで、それなりの期間が経っていることを改めて感じさせられる場所だと思う。

今回は駅伝ではなく、12月のマラソンに向けてのトレーニングで訪れている。
今回の合宿も、過去の出来事になり、それを思い出すときがくるのだと思うが、

あのときの合宿が今に生きている

といえるような、思い起こしたときにそんな風に思える内容にしていきたいと思う。
とりあえず、最終日は穴子天丼を食べて帰れたら、思い出したときに充実した合宿だったと脳内に記憶されると思うので、川崎選手何卒宜しくお願いします。
(あさりラーメンは来た日に食べたので……)

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(写真右が川崎選手 二人とも相変わらず仲良しですね)

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(きっとご馳走してくれるであろう大定さんの料理イメージ HPより引用)

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