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「川崎 友輝」と「高木 聖也」2019/08/20

今回のケニア滞在ではMGCに出場する神野 大地選手のグループにお世話になり、トレーニングに取り組んでいる。


そんな中で、個人的にみたある二人の間柄について書いていきたいと思う。 

タイトルにもあるように
「川崎 友輝」と「高木 聖也」

この二人の間柄をとても面白いコンテンツだと感じている自分がいる

(採血をびびっている川崎選手を見守る高木コーチ)


まず、川崎 友輝選手のことは、以前高木 聖也コーチがnoteに取り上げていたので、それを読んで頂けたらと思う。
(とても詳しくまとめられています)

川崎選手は大学卒業後の経歴でいうと、僕と全く同じである。同じ2つの実業団チームを経て、現在はお互いプロランナーという肩書きで活動している。経歴は同じだが、歩んできた取り組みはかなり違うということは一応言っておきたい。
(あんまり言うと川崎選手に叱られるので、これ以上はやめておきます)

(カメラを向けるとアピールしてくれた川崎選手)


高木 聖也コーチは大学卒業後に大手メガバンクに就職、そこを退社して現在は神野 大地選手のマネジメントやサポートに尽力している。
彼とは以前に面識はあったのだが、あまり多くを語る機会もなく、noteの記事彼の発信する情報から彼の人となりを自分の中で想像していた。

優男で、何事もそつなくこなすナイスガイ

といったイメージをケニアに来るまでは思っていた。(多分今も概ね同じイメージのはず…)

(先日出場したイテン10kロードレースのゼッケンを誇らしげに見せる高木コーチ)


彼らは箱根駅伝強豪校である青山学院大学の同期で、現在卒業後もお互い陸上競技を生業にしている者同士だ。
キャラクターが全く違うこの二人が共同生活をしている様子を端からみているのはとても面白い。

普段は落ち着いている高木コーチも川崎選手がちょっかいをかけるとむきになって対応したり、逆に高木コーチから川崎選手にイタズラを仕掛けたりなど、
端からみたら小学生レベルの小競り合いを27歳の大人たちがこのケニアの地で行っている。

本人たちが築き上げてきたイメージにも関わるため、詳しい内容は言及しないが、かなり低レベルな争いであることは言っておきたい。

(距離感の近い二人の様子…)

ただ彼らも普段から小学生のような言動をとっているわけではないので、きっと心から許し合える関係性だからこそ、このような密なコミュニケーションがとれているのだと思う。
同期という存在と生活を共にすることで、かつて箱根駅伝を共に目指していた青春時代の心境そのままにこのケニア合宿を送っているのではないかと個人的には思っている。
(勘違いだったらごめんなさい)


またそんな彼らの姿を間近でみていると、少し羨ましく感じる自分がいる。
社会人まで競技を続けていると、かつてのチームメイトも次第に競技の世界から離れていく。
自分自身もその日が近くなっているのは間違いない。社会人として立派に仕事をこなしているかつてのチームメイトをみたときに、自分が危機感を覚えることもたしかだ。
そんな中で、今も活動を共にしている彼らはとても充実しているようにみえるし、かけがえのない幸せな時間を過ごしているのではないだろうか。

普段の小競り合いは互いの好意の裏返しだというのは誰の目にも明らかなので、残りのケニア合宿では引き続き温かい目で彼らのことを見守りたいと思う。

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