新しいかたちのペットの手元供養を考えた・きっかけ4
抗癌剤治療のために入院する前に、義父と私2人でファミレスで話をしました。
その時義父は、外見や体形など以前と変わらずでした。
話をしている声も元気がありました。
「仕事は順調か?」・「体調はどうだ?」などいつものように私の事を気遣ってくれました。
近況報告のような会話が一通り終わると、
「娘から聞いてると思うがステージ4の癌になった」
「抗癌剤治療を行い、元気になったら鰻を食べにいこう」
と私に伝えました。
帰り際に、
「万が一なにかあったら、義母・妻・妻の妹をよろしくたのむね」
とも私に伝えました。
私は「はい」としか言えませんでした。
その「はい」にはどんな自分の意志表示が込められているのか、
それも自分自身では分かりませんでした。
それから間もなく2月になり、義父は抗癌剤治療のため入院をしました。
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