見出し画像

地域医療構想を専門家以外の誰でもわかるように簡単にまとめたい①

数年前から「地域医療構想」という言葉を見聞きするようになってきた。でも専門家以外には分かりにくいし、なんだか難しそう。医療や介護の人じゃなかったら知らなくてもいいの? 何だか知っておかなければ人生を損しそう。でも一般の人にもわかりやすい記事って少ないよ。だから簡単にまとめたいと思う。

まずは、言葉を分解してみよう

地域医療

【地域】は、区画された土地の区域。一定の範囲の土地。

と、大抵の辞書で説明されている。

なので、決められた範囲のエリア(土地)でおこなわれる医療のことです。

そうイメージしていたとおりの意味です。

では、この決められた地域とは何のことなのか。

自分が住んでいる地域はどういう区画なのか。

それは、厚生労働省のホームページから調べるか自分が調べたい地域の都道府県や市役所のホームページで[医療]のページを検索するとたどり着くことができる。

ちなみに、厚労省と私が住んでいる大阪府も専用のページがある。

でも、本当に難しい言葉がいっぱいで分かりにくいよね(苦手)

だから、今回は、大阪府をモデルにまとめていこうと思う。

地域医療構想の区画ってなんだろう

まず、政府が計画する医療の計画があるのだけど

この地域医療構想は、その医療計画の一部になる

そもそも、医療計画は、一回計画したら終わりじゃなく

よくある一定の期間を決めて計画したり

長い目で見て何十年ケ後の日本の医療をある程度イメージしておいて、そこに向けた段階的な計画があるんだよ。これは、別に医療でなくても目的を達成するための計画を考えることと同じだだね。

地域の区域は都道府県が決めている

実は、地域の区画は国ではなく都道府県が決めているって知ってた?

ふつうは、知らないよね~

地域住民が安心して生活するために

自由に、簡単に医療施設を受診できること

そして、良質な医療サービスを交通の便も含めて少ない負担で受けることができるように意識した環境整備をしてくれている

ということらしい。だから国より、都道府県の方がより市民の生活に近いから整理しているんだね。

地域区画は、どうやって決まっているのか

専門用語では、この区画のことを[医療圏]と呼んでいる。

これは覚える必要はないけど

その医療圏にも種類があるので、「種類があるんだぁ~」ぐらいだけ知っていればいいと思う。



医療圏の種類

1次、2次、3次の3種の医療圏に分けられている。

1次医療圏は、

日常生活に密着した健康管理や予防のサービスで診療所やクリニックが担う領域のこと(地域保健法)

2次医療圏は、

入院治療を主とした病院が担う範囲を人口や病院の数でエリア区分された領域のこと

3次医療圏は、

1次や2次で担えない特殊な領域を超えた医療の範囲を担う。

そんな特殊なことをできる病院は少ないので、都道府県単位の領域で区画されることが多い 。

大阪府の医療圏はこんな図のように8つの医療圏に区画されている。

必ず、どの都道府県にも同じような図があるから自分の調べたい都道府県のホームページを見てみよう。

出典:大阪府地域医療構想(大阪府保健医療計画別冊)平成28年3月


さて、なんだか「ふ~ん。なんか決まったエリアがあるんだ」ということは分かったね。

次は、実際に病院に行くことになった時

このエリアが何か関係あるみたいだから

つづきで説明したいと思う。


ここまで読んでくれてありがとうございます。

難しい説明なので、いっぱいいっぺんに記事を書いても読むのがしんどくなるので、少しずつできるだけ簡単にまとめていきたいと思う。

だから今回は、地域区画のことだけにしておくことにする。













もしよろしければサポートしていただけますと嬉しいです。急性期で治療を終えた患者さんが、在宅での生活を楽しく過ごすための情報発信活動に使わせていただきます。