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忙しい人のために「インセプションデッキ」を超簡潔に解説!

 さて、今日は以前、動画でも紹介したインセプションデッキのお話です。

まず、「note読むのも忙しい!」という方は、この動画をご覧ください!

インセプションデッキとは

この本で紹介され、一躍有名になりました!

プロダクトの方向性やチームの向くべき指標を整理できるフレームワークです。

 おすすめポイントは、プロダクト、リソースマネジメント、スコープマネジメントなど多くの視点をそれぞれ1ページ×10~11枚で表現できる点です。

そして目指すべきはここ!

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 作ることで満足するのではなく、その過程で"共通理解"を形成することが大切です。

 なので、関係者が全員集うことに極力こだわりましょう!

そして、プロジェクトが進んでいく中で困ったら立ち戻ることが大切です。そう、それはまずで羅針盤のような存在。

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では、早速中身の作り方に入ります。

1. 我々はなぜここにいるのか

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これは「何のためになぜ集められたのか」、「目的がなんなのか」「顧客のどんな課題を解決するのか」と言ったWhyにフォーカスしたものです。

2. エレベーターピッチ

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 これは忙しい社長や投資家にエレベータで鉢合わせた15秒の間にOKをもらうためのプレゼンフレームワークです。

 これを活用することで自分たちのアイディアをより具体的に簡潔にまとめられます。

3.  パッケージデザイン

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 キャッチコピーやロゴを使って、さらに明快にします。さらに売り文句をつけることで自分たちの強みやアピールポイントも再認識します。

4. やらないことリスト

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 やりたいことは雪だるま式に増えていきます。そうするとターゲットがぶれたり、スコープが伸びたり・・・。

 あえてやらないことを明確にすることで、スコープの共通理解ができます。

5. ご近所さんを探せ

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何かを作るのに予期しない承認フローがあった経験ないですか?そこがボトルネックにならないように話を通すべき、ステークホルダーを全て洗い出しておきます。

6. 技術的な解決策

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具体的な技術アプローチ。これを洗い出しておくことでエンジニア以外でも「どんな技術なのか」「どこが単一障害点」になりうるのかなどをあらかじめ洗い出しておきます。

7. 夜も眠れなくなるような問題はなんだろう?

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 いわゆるリスクの洗い出しと分析。あらかじめすり合わせていくことで対策をイメージできます。ここでは、特にクリティカルな問題をあらかじめ洗い出しておきます。

8.俺たちのAチーム

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それぞれの役割と期待値を明文化します。それによって「自分がプロジェクトに参加する意義」「何かあったと何かあった問いに頼るべき人」をお互いに認識できるようにします。

9. 期間を見極める

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プロジェクトのスケジュールを見極めます。中間地点も踏まえて見極めることで、プロジェクトの全体像をあらわにします。

10.トレードオフスライダー

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品質、コスト、スケジュール、機能を明確にすることが大事!さらに、何かリスクにぶち当たった時のそれらの優先順位を明確にします。これ、めっちゃ大事!!

+α 初回のリリースに必要なもの 

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MVP(Minimum Viable Product)を見極めるために初回のスコープを定義します。

「さて、やってみよう!」そんな時は・・・

なんと素晴らしい!テンプレートがあります。

https://github.com/agile-samurai-ja​

さらにこの書籍にも詳しく書いてあります!

とはいえ、やってみると結構難しかったりもします。周りの人にも是非相談して見てください。

あとはこの動画をもう一度見たり!


それでも難しい・・・と思ったら是非私にもご相談ください!

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主にPjM、PO、セールスエンジニア、AWS ソリューションアーキテクトなどを務める。「映像業界の働き方を変える」をモットーにエンジニア組織を超えたスクラムの導入、実践に奔走。DevLOVEなど各種コミュニティーにおいてチームビルディングやワークショップのファシリテーションを行う